木曜日, 5月 30

アワーズ 2013年 07月号

今日は遅出勤務。例によってアワーズの売り切れリスクを回避すべく、出勤時間にギリギリ間に合うぐらい遅く、なおかつ開店直後に店員が行なう新刊の陳列作業が終わっているタイミングを見計らってV書店を訪れ、アワーズの立ち読みを敢行。
さすがに発売日なので在庫は2冊あり、余裕で手に取ることができた。またメガミマガジンも立ち読みフリー状態だったのを確認したが、あいにく娘TYPEはシュリンクされていたため、ほかの店を巡回する必要あり。
しかし、今日は仕事のほうも待機シフトだから気楽に構えられるはずだったのに、予定の通勤電車より1本乗り遅れたせいで、内心ちょっと焦りながら読む羽目に…その原因は、ここしばらく仕事上のトラブルが連続したことで激しくテンションが落ち込み、そのせいもあってか(睡眠時間はタップリと確保していたにも拘わらず)なかなか疲労感が拭えなかったこと。
おかげで立ち読み当時も、これを書いている今も、何かを楽しめるような気分じゃないんだよね。こんな時こそ、何か楽しいモノに触れて現実逃避すべきなのだろうけど、あいにくアワーズでは役者不足だわ(苦笑)。

スピリットサークル
嫁さん以外の連中には名前で呼んでもらえず、また色々と誤解されたまま人生を終えることになったとか、その嫁さんにも別の想い人がいたらしいとか…けっきょく殺す/殺される事は無かったとはいえ、とても満足できるような人生じゃないだろコレ。
オレ自身も、上述のように思いっきりメンタルが凹んでいる状態だったので、余計に堪えるものがあったわ(笑…えねえ)。来月には、何らかの救いが示されないとツラいぞ。

裸者と裸者
諸勢力による会合の中で、中韓の勢力が日本に難癖をつけていたけど、この描写が奇しくも明らかにしたように、今の日本人にとって“リアリティの感じられる紛争”とは、もう完全に領土問題へと移行しており、すでに対テロ戦争は題材としての旬を過ぎてしまったように思える。
まぁ「トレンドな話題じゃないから、フィクションの題材として面白くない」と決めつけることも無いんだけど、じゃあ中枢なき細胞型テロ組織との戦いを、リアリティを損なわず、それでいて物語としてキレイに決着させることができるかというと、それは至難の技ではないかと…実際には(現実世界がそうであったように)長い時間をかけて地道に気長に掃討戦を続けるぐらいしか解決策は見当たらないし、さもなければ、終わりが見えないという絶望を嘆きつつ幕を引くような“投げっ放しEND”にするぐらいしか、思い浮かばない。
本作では、リアリティの追求を諦めたのか、思いのほかアッサリと諸勢力が妥協したけど、現実には共通の敵を倒した直後から裏切りやら抜け駆けが多発して、それらをひとつずつ潰していくという果てしない闘争が、新たに始まるんだろうなぁ…もちろん、そんなのを延々と描いても面白くならないだろうから、「めでたしメデタシ、これにて終了!」ってなりそうだが(笑)。

ナポレオン~覇道進撃~
トラファルガーの戦いといえば、それなりに知名度もあるし、一連の流れの中でも重要な戦いだろうから、さぞ丹念に描かれるのだろうと期待していたが、そんなことは無かったぜ! …作者としては「海戦はアブキールで存分に描いたから、もういいや」って事なのかね?
まぁ確かに、あまり長々と続けられてもウンザリするかも知れんが、それにしてもネルソンが死ぬまでの展開はアッサリし過ぎだろ…まるで、ほかに重要なイベントなど何も無いかのごとく淡々と描かれ、あとは戦闘に関する最低限の状況描写のみ。しかも、気のせいかコマ割りにもテンポが感じられず、盛り上がりを欠くどころか、流れを把握するのにさえ手こずる有り様…ほんとに作者は、やる気が無かったんじゃないかと疑いたくなった(←他誌の連載が忙しくて、手をかけるヒマが無かったんだろうか?)

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