金曜日, 11月 30

アワーズ2013年1月号

付録のフィギュアがパッケージングされているせいで、どこの書店でもアフタヌーンが立ち読み不可能に…ということで、今月は何も読まないまま今日まで至ったワケだが、最早ここまで来ると“月末進行”でも何でも無いな(苦笑)。まぁ別にマンガ雑誌を読まなくても、他にやりたい事orやらなきゃならない事は色々あるし、読めなくても大して困らないよねー…って、そりゃマンガも売れなくなるわ(爆)。

それはさておき、今日は早出勤務。仕事中やたら眠くて少しヤバかったりもしたが、何とか無事に乗り切った…のは良かったんだけど、休憩時間は睡眠を最優先して食事を十分に摂らなかったせいで、むしろ眠気よりも空腹に悩まされることに(苦笑)。
なので、ひとまず帰宅して食事と仮眠を済ませ、コンディションを回復させたうえで立ち読みに臨む…という選択肢もあったのだが、ヘタすると心が折れて再び家から出る気になれず、そのまま先送り→翌日に赴いたものの、すでにアワーズは売り切れていた…という最悪のケースに陥らないとも限らないため、ここは鉄の意志に基づいて帰りの電車を途中下車し、V書店での立ち読みを断行。
ところが、いざ訪れてみるとアワーズは平積み&在庫が3冊に昇格しており、これなら明日に先延ばししても大丈夫だったかも…と、ちょっと拍子抜け。いや、安定感が増したのは喜ぶべきことなのだが。
ただし──メガミマガジンはフリー状態だったものの──娘TYPEが見当たらなかったのが不安要素だな。とりあえず、他店も見て回ったうえで判断することになるだろうけど。

起動帝国オービタリア(大井昌和)
巻頭カラー&新連載。このタイミングだと、どうしてもロボティクス・ノーツとカブって見えるな。異世界うんぬんというところはデュアル!ぱられルンルン物語あたりも思い出すし…と、あまり建設的でない物言いは控えておこう。まだ導入部だし。
だが少なくとも、キャラやメカのデザインが「続きを読みたい」と思わせる魅力に欠けるのは事実…せっかくの巻頭カラーなのに(←いまどき、CGじゃなく塗料を用いたアナログな塗り方をしていたのが、アワーズっぽいと言えなくも無いけど)。
煽り文句を信じるなら、ジャンルは──“本格SF”の部分はともかく──“ジュブナイル”らしいが…ほんとに文字通りの意味なら、アワーズの中では浮いてしまいそうだ。

スピリットサークル
表紙で大々的に来月発売の単行本を宣伝しているものの、とりあえず第1巻は保留だな。
本編のほうは、捨てられた赤ちゃんを育てるという展開に「すわ光源氏か!?」と少し焦ったが、さすがにそんな不健全な方向には進まなくて安心した(でも内心では、ちょっと残念…笑)。
石に頭をぶつけて死ぬという呆気ない最期とか、走馬灯が駆けめぐる中で人生に満足しながら死んでいくあたりは、いかにもこの作者らしいテイスト…と思いきや、かつて殺した“魔女”が全くの冤罪だと聞かされて暗転するに至り、どうも今回は前作(惑星のさみだれ)より毒気が強いらしいということを、改めて突きつけられた。

それでも町は廻っている
ひどい夢オチだ(笑)…いわゆる“夢オチ”とは違うけどね。このエピソードって今回で終わりじゃなく、次回に続くのか? 歩鳥の捏造する“真相”とやらを聞いてみるのも面白そうだが(笑)。

天にひびき
たまには気分を変えるために、学内やオケという狭い内輪の世界から離れて、普通に人たちと交流するのも大事…という話。そりゃまぁ、病院を慰問するのに黒い服はマズイわな(苦笑)。そして子供の心を掴むために、最初はジ◯リ系などのポピュラーな曲を選択するのがベター…と、さすがはプロだけあって的確なアドバイス(←こういう場合は、JASRACの心配しなくていいんだっけ?)。
良回だったのは確かだけど、メインヒロインの登場しないサブエピソードのほうが面白いというのも、ちょっと問題のような気がするぞ(笑)。

ソレミテ
今回の第1候補だった東京タワー(←それなりに心霊スポットらしい)は、ちょうど企画の当日にバブル期を回顧するイベントが行なわれており、ジュリアナの姉ちゃんたちが踊ったりの大騒ぎだったそうで、とても霊が出る雰囲気じゃなかったとか(大笑い)。
そして第2候補の増上寺(←タワーの近くにあり、こちらも心霊スポットとの事)も、その日は盆踊り大会で(以下同文)…って、おまえら、ワザとやってるんじゃないだろうな!?(笑)
そもそも東京タワーを選んだ理由が「小野寺を困らせるため(←描くのが大変だから)」とか、しょーもない理由だし(笑)。しかし、ことごとく計画が狂ったからといって、将門の首塚にまで手を出すのは、さすがにシャレにならんだろ。こんなフザけた企画で、祟られても知らんぞ…。

AGEHA
本編のほうは、いきなり小学生になって何事かと思ったら、漂流教室ネタでした。巻末に掲載された、コミックス第1巻発売の告知ページにおけるインタビューによると、作者としては、この作品のアイデア元はゲームブックなのかね?(←火吹き山とかソーサリーとか、懐かしいタイトルが…) てっきり「次はループものでもやってみるか。いま流行ってるみたいだし~」みたいな、安易な発想で始めたのかと(笑)。

裸者と裸者
お姉さん×男の子のシーンが、ノルマとして毎回描かれるようなら、大喜びで単行本を買うんだけど(笑)。

ナポレオン~覇道進撃~
ようやく皇帝即位。しかし、そこまで至る経緯を普通に描写するだけではなく、画家ダヴィッドが戴冠式の絵のモチーフを見出す過程にスポットを当て、そこからナポの本心につなげる構成が巧い…んー、でも“本心”というよりは“理想”というのが近いか? 実際には、他者に何かを与えることに喜びを見出すよりも、自分のやりたいようにやってるだけだし(笑)。まぁ自己の保身と栄達が、フランスの繁栄とイコールで、しかもそれに成功しているうちは良かったんだろうけどね…。
最近は──勿体ぶるのをやめたのか──普通に出番の多いサン・ジュストだが、とうとう今回は(直接的には、ダヴィッドに対する助言という形とはいえ)ナポの栄光を飾り付ける手伝いをしたことに…いいのかそれで!? 今回の話だけ読むと、ただのツンデレにしか見えんぞ…なんつーか、前章では敵だったキャラが、味方になる前触れであるかのような。まさかねぇ、ハハハ…。

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