水曜日, 10月 24

アフタヌーン12月号

今日は休日。風ザナを解き終わってクールダウン中ということもあり、昨晩は──断続的に目を覚ましては、スワロウテイルを読み直して過ごしたりしたものの──久しぶりに落ち着いて眠ることができた。
めっきり涼しくなったので、買い置きのアイスクリームは数日前までに全て食べ尽くした一方、およそ半年ぶりに、夜食としてホットケーキを焼いて食ったところ、見事に腹を壊してトイレに駆け込む羽目にもなったが(苦笑)、おおむねコンディションは良好。
そんなわけで、昼過ぎに通勤電車に乗ってD書店まで出かけたのだが、アフタヌーンは立ち読み不可…ぐぬぅ、先月はガンダムエースも立ち読み可能だったことから、少しは緩和する方向に進むのかと期待したのに、むしろ先月の反動が来た感じだな。
仕方ないので引き返し、帰りの電車を途中下車して、いつも通りV書店のお世話になることに。

宝石の国(市川春子)
新連載。ちょうど今朝、スワロウテイルの読み直しが完了したばかりなので、思わず“ヘリオドール”という単語に過剰反応してしまったが、タイトルの通り、宝石が擬人化された世界が舞台であると考えれば、こちらの方が用い方としては適切なんだよな。
まだ導入部なので即断は避けるべきだけど、今のところは、いかにも──悪い意味で(←個人的には)──この作者の作品らしいという印象。ストーリーよりも絵柄や雰囲気といった世界観で見せるタイプの作者ゆえに、センスが合わないと、どうしようも無いんだよね…。

ああっ女神さまっ
とりあえず、この作品における性描写の限界が提示されたということで(笑)…まぁ、そういうのを期待してるワケじゃないから、別にいいんだけどね。
次回に訪れる悲劇とは、やはり人間の“死すべき宿め”ゆえに避けられない別離なのだろうか? それ以上の、あまりにも悲惨すぎるような展開は、この作品にそぐわないだろうし。

天地明察
やっぱり展開が早い…もう帰ってきちゃったよ(笑)。まぁ、とくに描写すべきエピソードも他に無いだろうし、ここはサクサク進めて正解か。
しかし意外だったのは、えんさんが嫁に行ってしまったこと…まさか映画“卒業”よろしく花嫁を奪取して逃亡するわけでも無いだろうし、これからどうなるのかね?(←劇場版の紹介記事で、中途半端にネタバレ食らったせいで、却って気になる)。

リマスターズ!
アイドルとの対決に際して、恋愛ソングをテーマに選ぶなんて無謀にも程があるだろ!(笑) まぁ相手のほうも、あらゆるタイプのダメ男とつき合ったことでスキルを磨いたとか言ってる時点で、アイドルとしては間違っている気がするけど。
童貞男が勝利のカギになるという展開は、むかしコミックマスターJで「実際の恋愛経験がないからこそ、妄想で素晴らしい恋愛ネタを描ける」という考えに基づき、担当マンガ家の恋愛を妨害しまくっていた編集者のエピソードを思い出したわ。

サムライのあと(田沢ユタカ)
読み切り。明治維新の直後、時代の波に翻弄された士族の生き様を描いた…というとるろ剣みたいだが、どちらかと言えば“比古清十郎の登場しない戦国の三日月”と言ったほうが、ニュアンス的には近いか?
ヘタレの主人公が、最後の最後にやる気を出して必死に戦う…という展開も似ているし。だが戦国の三日月と違うのは、比古清十郎のようなジャンプ系ヒーローが助けに現れるわけではなく、飽くまで主人公が自分の意志と機転だけで事態を打開するという点。
その彼が戦う相手もまた、時代の流れに取り残されたサムライであること。そして勝利をもたらしたのが、(江戸時代のサムライよりもさらに時代錯誤な)関が原で先祖が用いたという鎖かたびらだった…というのが、なかなかヒネリが効いているな。あとは、もうちょっと作画レベルを向上させれば文句なし。

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