月曜日, 5月 21

ガンダムUC episode 5 鑑賞

今日は休日。昼前に起きて、冷やしそうめんで軽く食事を済ませてから歯医者へ。前回の定期健診で見つかった虫歯の治療するためだが、自覚症状もない初期のうちに発見されたこともあり、全く苦痛もない簡単な処置だけで、あっさり終わってしまった。
むしろ(場所が前歯だったので)治療中に医師の手が俺の鼻を押さえる形になり、しかも口の中は洗浄用(あるいは冷却用?)の水が溢れかえり…で、軽く呼吸困難に近い状態になったことの方が、よっぽどキツかったという(苦笑)。

その後の予定については決めていなかったので、しばらく逡巡したが、けっきょくチャリンコに乗って映画館へと繰り出すことに。チケット購入後、上映開始まで20分という絶妙な空き時間があったことから、繁華街に足を延ばす…古本屋と薬局が目当てだったものの、前者は閉店してしまったらしく、すでに別のテナントが入っていた(苦笑)。
やはり繁華街で古本屋というのは無理があったのかねぇ…けっこう長く経営していたはずだが、やはり今はネットでの購入が主流になったとか、ブックオフのような大手系列の規模じゃないと難しいとか、色々あるんだろうなぁ。
一方の薬局では、夏に備えてキンカン(大ビン1本780円)とアースノーマット(90日分2本入り1350円)、さらに買い置きが底をついた歯磨き(10本まとめ買いで1890円)と、かなり安値で買い込めたことに満足し、映画館へ戻る。

さて肝心の映画だが、うーん…褒めるところが難しい。いや、相変わらずクオリティが高いのは間違いないんだけど、今回はイベントを消化するのに手一杯で、それ以上のモノは無かったというか。
前回までは、話が圧縮されても本質的な面白さは損なわれず、むしろ密度の増加がいい方向に働いたのに対し、今回は尺の不足がそのまま描き込みの不足につながり、ジンネマンによるマリーダの説得、およびネェル・アーガマのガランシェール牽引という、クライマックスとなるはずの部分を盛り上げるための下地づくりに失敗してしまった感じ。あるいは単に、この作品のクオリティに慣れてしまったせいで、俺の感覚が鈍っただけの事かも知れないけど。

作画に関しては、ユニコーンVSバンシィの初戦で、殺陣のポーズが少し緩くて決まってないように見えたのと、後半でバナージの顔アップの一部に違和感あったぐらい。
声優については、カイとベルトーチカ(←やはり!)にブランクの長さゆえの不安があったものの、これは杞憂だった。むしろ成田が、今回はナチュラルに演じて、あまり鈴置ブライトに似ていないように思えたが、それほど気にはならなかったな…まぁ演技うんぬんの前に、これまで多くのガンダム乗りに関わってきた歴史を背景としたセリフ回し自体が、ファンに対する(文字どおりの)殺し文句だったせいもあるか。

MS戦に関しては、前巻で(作画的にも機体バリエーション的にも)張り切りすぎた反動もあってか、やや物足りない印象。せっかくの空中戦なのに、状況や動きについて三次元レベルでの広がりを感じさせる見せ方に乏しかった(←むしろ前巻のほうが、よっぽど立体的だったような…)し、個人的にアンクシャの見せ場が少なかったのは悲しい。
まぁラー・カイラムの連中が傍観を決め込んだせいで、立ち回る機体数が少なかったせいもあるんだろうけど、それにしてもガランシェールの中から棒立ち状態で発砲するしかないギラ・ズールを相手に手こずっていたのは、ちょっとツッコミを入れたくなった(笑)。
あと、バンシィのアニメ版オリジナル武装であるシャイニングフィンガーもどきは、やっぱりダサいよ。

戦闘シーンやシリアスな場面の評価がイマイチだった一方、そういった本筋から外れた小ネタのほうが、意外に面白かったりする。久しぶりに登場したネェル・アーガマのクルーたちのコメディぶり(←紅茶を注いでいた時点でオチが読めた…笑)は、いい息抜きだったし、戦闘においては(傍観したんだから当然だが)空気扱いだったトライスターも、原作とは少し違う形で“踏み台”ネタを披露してくれたし(←しかも、あの冷めるセリフについてはカットするあたりが、パロディのサジ加減としては絶妙)。

…とまぁ、事前にネットで小耳に挟んでいたのでショックが無かったとはいえ、やっぱり少し残念という感想を抱きかけていたところに、ラストの急展開──ゼネラル・レビル出現と、ローゼン・ズール無双の二連発!──が来て、どうにか総合評価をマイナスからゼロまで戻せたかね。
最後はシナンジュの砲撃で〆たけど、あれで次回いきなりゼネラル・レビルが沈んでしまったら笑えるな…そう言えば先代のドゴス・ギアも、結構あっさり撃沈されたんだっけ。

入館時に全員に配られていたのが、UCバンデシネZガンダム Define(←直接関係ないのにナゼ? やはり売れてなくて必死なんだろうか…)が掲載された小冊子と、なんだか知らないガンダムTCGのカード(←ユニコーンのデストロイモード)、そして本編終了後の次回予告カットで映ったepisode 6と7のイメージ画が描かれたポストカードのセット。

本編を見終わった後に開封したから良かったものの(←まぁ、それ以前にネットで情報は知っていたが)、もし知らないで先に見てしまっていたら、ひどいネタバレを食らっていたところだ(苦笑)。
それにしても、このイメージ画からすると、episode 6にはFAユニコーンが登場するのかね? あれを本気で動かすつもりなら、そりゃ制作期間が長くなるのも当然ではあるな。

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