土曜日, 3月 10

ニュータイプ&アニメディア4月号

今日は休日。昨日の夜食のホットケーキに当たったせいで、ずっと腹の調子が悪いまま一日を過ごすことになってしまった。
午前中は自宅近くのスーパーを巡り、冬物一掃セールでズボン(←処分価格で2000円に値下げされたものが、さらに3割引)を2本、そしてコメ(←ほしのゆめ10キロ3000円)と食用油(←1リットル178円)も購入…リアルマネーを1万円近く一気に使ったのは、最近では珍しいな。
食用油については、ちょうど昨晩で使い切ったところだし、昨日までは暖かかったので、もうホットケーキを焼かずに済ませようかとも思ったのだが、今日の冷え込みを見て予定を変更(笑)…もうしばらくは必要らしい。

午後8時ごろ、ようやく腹が落ち着いたのを見計らって、チャリンコでO書店へ(←スーパー巡りをした朝のうちに、ついでに立ち寄ってアニメディア、ニュータイプともにフリー状態で立ち読み可能、さらに立ち読みの代償についても確認済み)。
今月は読みごたえのある記事が少なかった事もあり、アニメディアだけでなくニュータイプまで流し読み気味で早々と読み進めたものの、残り2割弱といったところで再び腹痛に襲われ、大事をとって切り上げることに。
読み残した分については翌日の朝、セール品の洗剤を買うためにスーパーを訪れた際、ついでに書籍コーナーを覗いてみたところ、ニュータイプは立ち読み可能(←ほかの雑誌は、大半がゴムバンドどめ状態)だったので、これ幸いと読ませてもらうことにした…このスーパー、開店したのは比較的最近なので、今後は取り扱い状況が変わってしまう可能性も否定できないが、うまく行けば有効利用できるかも?

さて、まずアニメディアの巻頭特集では、クライマックス間近ということで、放送中の現行作品に割かれたページが多めだったものの、その大半(=ギルクラ、妖狐、ラグランジェ、偽物語、シンフォギアなど…)は視聴を打ち切っており、べるぜバブぐらいしか残ってない状態(苦笑)。
さらに“4月号”ならではの時事ネタとしてエイプリルフール特集が別個に組まれており、おもに現行作品の今後についての情報を(ウソも混ぜつつ)記載していたが、こちらもSKET DANCEの2年目突入ぐらいしか、目についた記事は無し。
けっきょく終わってみれば“冬クールは不作”というセオリーどおりの状況なわけで、むしろまどか☆マギカISが圧倒的な存在感を放っていた去年のほうが、異常だったことを改めて思い知らされた。

その一方、春の新作特集では先月号に続いて宇宙兄弟が取り上げられていたことは、ちょっとした驚きだった…1回ぐらいなら“広く浅く”という編集方針に沿った処置とも解釈できるが、こうして2回連続となれば、明らかに重視されていると見做さねばなるまい。
単にべるぜバブの後番組というポジション(←いちおう日曜の朝という枠でもあるし)ゆえの事なのか、あるいはひょっとしてTIGER&BUNNYのヒットを受け、これまで需要がないと思われていたオッサン主人公の作品として、2匹目のドジョウを狙えると踏んだか?(笑)

キャラ人気投票は、トップが銀さんで2位3位がけいおんコンビという、相変わらずの安定ぶり…と言いたいが、むしろ硬直を危惧すべきかも知れんな。覚えようという気など全く無かったメンツ(←シャルを除く)が、いつの間にか“見慣れた顔ぶれ”みたいになってるし。
新顔なのは(先月の表紙&特集の影響か?)妖狐×僕SSの主従コンビぐらいか…執事だけでなくお嬢様のほうもランクインしている事から、男女どちらの層にも一定の支持が得られている模様。

では次にニュータイプについて。トップぺージはストパン劇場版。こんなの(と言うと語弊があるけど)娘TYPEに任せとけよ…と思うんだが、今は角川も弾切れっぽいからなぁ…その割にうぽっては掲載位置が後ろのほうで、控えめな取り上げ方だったのが謎。

表紙&巻頭特集はゴティックメード。まぁ最大の売りであろうメカ描写の具体的なことについて事前にバラしたくない気持ちは分かるけど、この程度の情報だけしか提示せずに「とにかくスゴいから」と言われても、あまり信用できないんだよね…と、こんな感じでハードルが下がる事も含めた宣伝戦略なのかも?(笑)
永野護もインタビューの中で、これからは代替が効かないハイエンドなモノ(←例に挙げられたのは、ダイソンの掃除機)だけしか、顧客の心をつかむことができないのではないか…みたいなこと言ってたし、それだけメカ描写には自信があるんだろう。
でも、ことアニメに関しては、そうやって「ハイエンドしか認めない」という姿勢に徹すると、大半の作品が淘汰されてしまうわけで(笑)。確かにガンダムUCヱヴァ、それにヤマト2199(←これは予告編しか見ていないから、評価を早まるべきじゃないが)といったハイエンド作品への賞賛を惜しむものではないけど、一方で、メシでも食いながら気楽に視聴できるような作品に需要があることも事実なんだよね…永野自身が、サンレッドイカ娘が面白かったとか言ってるし。

ざっと読んだ限りでは、(アニメディアとは反対に)現行の作品よりも新作を取り上げた記事の割合のほうが多かったという印象。まぁ新作の紹介記事というのも、あまり要領を得ないにも拘わらず期待感だけは煽るような内容のものが多く、話半分に受け取るような感じで適当に読み流してしまうため、読みごたえには乏しいのだが(苦笑)。
もちろん、自分が知っている原作モノや続編モノならば話は別…というわけで今いちばん気がかりな劇場版なのはA'sだけど、今回掲載されていた最新の版権絵を見て、ますます不安感が増してしまった。前作のキャラデザにおける最大の問題点だった瞳の大きさについて、オレ以外にも否定的な声が大きかったのか、ここに来て修正が加えられたものの、その方向性が疑問…なんか微妙に目つき悪くなってるし。
まさか、あちこちで罵詈雑言を浴びせられた絵師の暗澹たる思いが、そのまま絵に反映されたわけでも無いだろうけど(笑)。しかも瞳が縮小されたことで、記号的な“かわいらしさ、ヒロインらしさ”まで失われてしまい、むしろヒロインに意地悪するライバルキャラに近いような。じつはリーゼが、なのはとフェイトに化けたときの姿だとか…って、劇場版にはリーゼ出ないんだっけ。

009 RE:CYBORGの記事では、新たな情報が。サイボーグたちの能力については現代風のアレンジが加えられており、たとえば原作で視覚・聴覚を強化されていた003は、要するに諜報担当だから、本作ではネットに接続することで離れた場所の情報も得られるという設定だとか。そして以前にアニメージュのインタビューでキーワードとされた009の加速装置は、今回は身体だけでなく思考速度さえも加速するとの事…つまり009がチームの頭脳ポジションも担当し、名実ともにリーダーとして描かれるという事だろうか?
その程度なら問題ないが、この作品が根底に抱えるテーマ──すなわちブラックゴーストのような、人間(社会)が内包する暗部──に決着をつける手段としては、いささか相性が悪いように思える。個人レベルの思いつきによって、複雑な問題が全て解消…というのは、あまりにもストーリーとして安易すぎるし。そもそも、こういう現実に深く根ざした問題には、簡単に解決策なんて提示できない(←実現可能な方策であれば、実際に行われているだろうし)ものだが、かと言って何の希望も示さないまま終わってしまっては、未完のまま放置されてきた作品を敢えて復活させた意義が半減してしまう。
となると、現実とフィクションに折り合いをつける形で、たとえば“架空の技術を導入することで、事態は解決しました”みたいな方向に持っていくのも一手ではあるが、まさか人類すべてに加速装置を移植して、より賢明な種へと進化させる…というのは、さすがに無茶すぎるか(笑)。

キャラ人気投票は、先月号のTIGER&BUNNY特集を受けて虎徹が男性部門トップという、予想どおりで味気ない結果。それでもアニメディアのランキングに比べれば、最近の作品からランクインしている人数も多く、入れ替わりが活発な分だけマシかも。
偽物語は前シリーズの人気を引き継いでいるように見えるが、ネット上での評判はイマイチで、とくに中身のなさを非難する声が多い印象。両者を整合すると、キャラ萌え至上主義のファンは残ったものの、それ以外の要素で支持していた層にとっては不満な内容…ということかね。
ギルティクラウンも似たような感じだけど、ファンの間でさえ「作品は好きだが脚本はダメダメ」とまで言われてしまうと、これはもう素直に感心するしかない(苦笑)。

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