火曜日, 11月 15

2011秋クールアニメ概況(承前)

なんだか自分でもよく分からないのがイカ娘。前シリーズの後半には、もうマンネリ感が否めなかったのに、今のシリーズが始まってみると面白く感じられ…たはずが、早くもツマらなく思えてきた。
まぁ各話のクオリティのバラつきという面もあるだろうけど、要するに“ちょっと慣れると、すぐに飽きてしまう”のではないかと。マンネリ気味になるリスクを冒してでも、ギャグのインフレ化を避ける…という方針なんだから、仕方ないか。
ならば30分フルではなく、1話あたり3~10分の短編(←ユルアニのような、複数作品をセットで扱う企画の中のひとつ。あるいは森田さんは無口のように、5分ぐらいのショート番組として放送)で、毎年1クールずつ流して、長寿番組になることを目指したほうが良さそうじゃね?

先行コミカライズ版は最悪の出来だったし、キャラデザもマケン姫と今期ワーストを争うレベル…と、放送開始前の下馬評で最下位だったのがファイ・ブレイン
早めに視聴本数を絞り込みたい身としては、さっさと見切りをつけるつもりだったのだが、そのハードルの低さもあって、今も生き永らえているという…まぁ魅力の8割はギャモン、1割がノノハという、キャラの言動の面白さに依存しているわけだが。
しかもオレ的に最大のフックとなるはずのショタ&男の娘キャラが、全くプラス評価につながっていないというのもスゴい(笑)。まぁ佐藤順一に、オタ受けする作品やキャラを求めても仕方ないので、そこは諦めるしかあるまい…仮にショタor男の娘キャラとしてハイレベルな萌えを描写されたとしても、“ひどいキャラデザ”という突破不能な壁が立ちふさがって絶望させられるだけだからなぁ。
ところでNHKアニメは、一時の最悪期を脱したと考えていいのだろうか? ここのところバクマン。、へうげもの、そしてファイ・ブレインと、なかなかの良作が続いているし…って、いずれもBD買うほどの作品でもないのが困りものだけど(苦笑)。
もしバクマン。へうげものに対してお布施するなら、アニメBDではなく原作の購入という形になるだろう(←コミカライズ版が駄作なファイ・ブレインは例外)というのが心情なんだよね…この「原作を買うか、アニメを買うか」という判断の分かれ目は、自分でもよく分からないんだけど、まぁひとつ明らかなのは、やはりオタ受けするタイプの作品じゃないと、なかなかアニメBDを選択する気になりづらいという事。

一方で、未来日記については(今後の評価次第だけど)原作じゃなくBDを買う可能性もアリかな…という状況。
これもオタ受けするタイプの作品じゃないし、アニメの好評を受けて原作が売れ行きを伸ばしているという話も聞いているけど、どうも俺としては、原作を買うのは気が進まない。原作の連載を読んだ(←後半部分だけだが)うえで、一度「これは購入レベルじゃない」という評価が自分の中で固まっており、もう変わることが無いのだろう。
しかし原作未読、アニメ版で初めて見た前半部分は、今のところ──上述したような、原作の後半部分についての評価に基づくハードルを超えたこともあって──及第点レベルであり、原作マンガと無関係な“ひとつのアニメ作品”として、BD購入の評価対象と捉えられているわけだ。
それにしても、まだ連載当時はヤングエースが創刊されていなかったとはいえ、6thが信者の慰みものにされていたというような際どい描写を、よく“少年”エースに掲載できたものだ…ハルヒを読むために買ったティーンズや、ケロロ軍曹目当ての小学生が、これを読んだらどーすんの!?とか、規制派みたいなことを言ってみたりして(笑)。
まぁ実際は、何の問題も無いわな…子供のころ、ブラックエンジェルスや本宮ひろし作品といった、性描写アリの“少年”ジャンプ連載マンガを読んで育った俺は、こんなまっとうな人間に育ったわけだし(大笑い)。


今のところ評価が高いのは6th編(第4話~第5話)なんだけど、第2巻と第3巻に分断されるのは勘弁…と思っていたら、2クール作品に多い“第2巻からは3話ずつ収録”パターン…つまり、第2巻に両方が収録されるわけで、問題は解決。

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