月曜日, 10月 24

アフタヌーン12月号

今日は休日。昨晩はVer.M/Wの制作レポートを書いたりで、それなりに睡眠不足だったが昼過ぎには目を覚まして家を出る。
漠然と抱いていた悪い予感が的中…通勤電車に沿って訪れたV書店、K1書店ともにアフタヌーンがシュリンクされており、けっきょくD書店を頼ることになってしまった。

零崎双識の人間試験
今月も巻頭、おまけに表紙というあたり、かなり力を入れてプッシュしている様子。しかし今回はエンタメ要素が後退して、単なる血まみれスプラッタなだけの話となっており、全く見どころナシ。敢えて読み続けようと思わせるものが皆無だったので、見切りをつける。

臨死!! 江古田ちゃん
散歩を楽しむべく、途中にある公園で顔を洗ったり歯を磨いたりしたら、ホームレスと勘違いされたでござる(笑)。処女厨に対する「いずれアンタも童貞じゃなくなる時が来るんだし」「そんな事あるわけないでしょ!」の応酬には、涙を禁じ得ない…。

天地明察
数学バトルを期待していたら、なぜかヒカルの碁になっていた。何を言ってるのかわからないと思うが(ry

APPLESEED 13(宮川輝)
新連載018の作者だけあって、ランドメイトなどのメカニックに関しては問題なし。しかし、それを差し引いてもデュナンの顔がヒドすぎる…しかも喋り方に、なんか変な関西弁が混じってるし(←キャラデザと相俟って、おざなりダンジョンのモカかと)。
そもそも作品の抱える世界観が、今の時代から見るとあまりにも古くさいものになってしまってるわけで…ジャンルとしての(=時代に左右されない普遍性を有する、という意味での)サイバーパンクが完全に死んだとは思わないが、もうちょっと今の時代にも通用する要素を加えなければ、ただの懐古趣味で終わってしまいそうだ。

はじまりのはる(端野洋子)
読み切り銀の匙を、もうちょっとだけリアルでシビアな感じに…ぐらいの予想だったが、そんな甘いものじゃなく、震災後の農家の状況をド直球で描いた重い話でした。
「鳥インフルエンザ感染だったら全頭殺処分なわけで、出荷禁止は当然」、「放射線被曝の影響は、個人差が大きい」、「正しい知識を得て、自分で考えるのが大事」と、かなりニュートラルなスタンスで正論を語っているように思える。少なくとも、時代性やリアリティに支えられた“読ませる力”のようなものに関しては、そこいらのヌルい作品とは比較にならないわけで、それだけでも充分に価値ある作品と言えよう。

イコン
双方、死力を尽くした激しい殲滅戦の末、切り札として登場した鳥仮面の大男の猛威によりオヤジさん最早これまで…と、そこに駆けつけた主人公の介入により危機一髪セーフ。走馬灯モードから復帰して大逆転…と、やはり手堅くお約束の展開で来たか。
まぁハードル下げておいたこともあって落胆するほど悪くは無かったが、せめて鳥仮面を倒す過程ぐらいは、クレバーな戦術を駆使して欲しかった…とはいえ“板”の残り枚数が少ないから、難しかっただろうなぁ。

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