月曜日, 9月 26

アフタヌーン 11月号

今日も昨日と同じく、予備シフトに待機勤務を充てがわれており、気力・体力ともに万全の体勢。勤務を終えると直ちにD書店へ赴き、まずはアフタヌーン(←まだ2冊とも残っていた)を片づけ、次にガンダムエースの残りを読み終える。
比較的早めの時間だったせいか、ライバルとなる立ち読ミストは皆無…その代わりに3人連れの女の子たちが、アニメ関連の雑誌をまとめ買いして行った(笑)。
耳に入ってきた話し声によるとタイバニのファンらしく、「やはり女の子は皆、腐女子予備軍なのかー!?」とか思っていたら、ロウきゅーぶの話題に触れていたのは意外だった…萌えオタ向けのエロサービスも、あの程度なら許容範囲なんだろうか? いちおうスポーツ物だし、ヒロインたちと近い年頃だから、それなりに親近感が抱けるとか?

零崎双識の人間試験(原作:西尾維新/画:シオミヤイルカ)
新連載。いかにも西尾維新らしい内容といったところで、客観的に見ればエンタメ作品として及第点なのは間違いあるまい。しかし主観的には「カネを払って買いたい」と思わせる何かが、今ひとつ物足りない感じ…まぁまだ第1話だし、しばらくは様子見だな。
絵柄についても、特に好みだとか売れ線というわけでも無いのだが、なかなか好印象。ヒロインをかわいく描けているのは、大きなアドバンテージだな。

げんしけん 二代目
なんで男の新キャラばかりゾロゾロと…と思ったら、男装妹でしたの巻。うーん、「男装女子と女装男子じゃ正反対なんだから、両方いてもいいだろ!」と言われそうだが、やっぱりダメだわ。この手の性別倒錯属性キャラは、ひとつの作品につき合計1人で充分。
もともと旧シリーズは、オタクといっても平凡な連中がメインだったからこそ、あの独特のバランスと空気感が成り立っていたわけで。昨今のラノベみたく属性の立ちまくったキャラだらけ…というのは、なにか違うだろうと。

冒険エレキテ島(鶴田謙二)
アベノ橋魔法☆商店街以来の登場」という惹句に、時の流れを感じざるを得ない…。そんな長いインターバルを経て掲載された作品だが、いつものごとく、とくに話も進展しないまま終了。「緻密な風景描写に、多くのコマを割いた」と言えば聞こえは良いけど、そのせいで話が遅々として進まないというのは、少なくとも俺の性には合わない。

いつも、ふたりで 後編(冬目 景)
鶴田に比べればマシとはいえ、こちらも色々と新たな作品を手がけては無期限休載に陥るパターンが多いという印象なので、こういう風に読み切り(←正確には前後編だけど)形式で確実に終わる作品のほうが安心して読めるわ。
…と思ったら今度は“話が短すぎて必要最低限のストーリーの流れしか描かれておらず、盛り上がりに欠ける”という欠陥が浮上(苦笑)。「イマジナリーフレンドとの縁を切り、現実の人間と関わることを決意した主人公の成長を描いた話」という要約を、そのままマンガに起こしただけなんだよなー。

天地明察
ここのところ停滞気味で不満だったけれど、一気に話が進んで面白さが戻った。それは良い事なんだが、まさか算術対決と測暦の指令が同時に来るとは思わなんだ…てっきり関さんとの勝負(前座)を終えてから測暦(本筋)に入るものとばかり。
さて次回、勝負の行方はどうなるのか楽しみ…とりあえず納得のいく結果に終わって、満足しつつ旅立てるのか。あるいは心残りのある結果となって「必ずや無事に帰って、改めて勝負を」みたいに、生きる目標になる展開もアリだな。

イコン
主人公が再び戦う決意を固めるために必要な過程だから、お約束なのは仕方ないとして、オヤジまで“むかし愛した女性(故人)を回想”なんてベタな死亡フラグを立てていたのには、イヤな予感しかしない…やはりクライマックスは、何のヒネリもなく正面突破を図るつもりなのかねぇ。

放課後のSとM(藤嶋マル)
四季賞デビュー作家による読み切り第1弾。“強気な女の子と弱気な男の子”という属性は嫌いじゃないんだけど、イジメや暴力というレベルまで行くとウンザリさせられるわけで、直接(←ビジュアル的な意味で)そういう描写をしなくても済む、ラノベとかエロゲに向いたジャンルなのかもね。あるいはラブコメの範囲に収まるような、あくまでギャグとしての暴力にとどめるか。

今日のユイコさん(秀河憲伸)
同じく四季賞デビュー作家による読み切り(←サブタイトルには“第1話”って書いてあったけど、読み切り。アンケートの結果が良ければ、続きを描くという意味かね?)第2弾。
どちらもラブコメ、しかもヒロインは強気属性と、カブりまくりなんだが…編集部レベルで事前に調整つかなかったのか?
こちらのヒロインは↑に比べるとかなりマイルドで、典型的なツンデレの範疇。その意味では安心なんだけど、アフタヌーンに掲載する作品としては大人しすぎる気も。
そして難点は、作画レベルの面で↑よりも大幅に見劣りしていること…例えるなら、鬼頭莫広のクセのある絵柄をさらに(悪い方向へ)強調したような感じ。習作ならともかく、これでカネを取ろうというのは無理がある…要練習。

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