日曜日, 4月 10

オトナアニメVol.20

アニメディアは流し読みに近い状態で、心に残るものがほとんど無かったため、これではイカンと、オトナアニメにも手を伸ばす。
しかしアニメディアに加えてメガミマガジンの読み残しまで片付けたことで、かなり気力・体力ともに消耗してしまっており、結局こちらも、一部の記事を斜め読みするだけになってしまった。

魔法少女モノの歴史を振り返るコーナーでは、往年の名作群もさすがにキャラデザの古さだけは隠し切れないと思い知らされた。
ストパンが戦隊ヒーロー系(=セーラームーンからプリキュアに至る系譜)に属するという解釈は意外だったな。
倉田が好き勝手に書くコーナーは、今回はキレがイマイチ。笑ったのは「いいベトコンとモモは、死んだ奴だけだ」ぐらいか。

それにしてもまどかマギカを大々的に特集しておいて、その同じ本の中でヤマカンに「フラクタルについて語れ」というのは、嫌がらせレベルが高すぎると思う(笑)。
しかしヤマカンは「何を作っていいのか分からない」というのが本心だとしても、それは言い訳にならんだろう。創作活動に関わる者なら誰であれ向き合うことになる問題だし、そうやって迷いながら作られた作品の中にも、良質な物は存在する──語られた(あるいは、語られなかった)テーマの是非はともかく、一個の作品としての面白さは及第点に達している──わけで。それが才能の差か、取り組む姿勢の違いかは知らんけどね。
ポスト・ポストモダンの時代において“語るべき物語が存在しない”なんてのは大前提であって、それでもなお「何かを描きたい」という衝動を抑えきれない者のみが、クリエイターたり得るんじゃないのかと。
あるいは、もう完全にオタ向け作品に見切りをつけて、PTA受けするような作品を手がけるとか(←その意味ではフラクタルも、ノイタミナ枠ということで一応は非オタ向けのはずなんだが、結果は惨敗か…うーむ)。

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