金曜日, 2月 25

ガンダムエース4月号

泊まり勤務の昼休みを利用して、D書店で立ち読み。珍しく少年エースも立ち読み可能だったけど、先に読みたいのはどちらか?と問われれば答えは自ずと明らかなワケで。
例によって、時間のかかりそうな文章系のページは後日に先送り。これらは休日である26日の夜に、V書店を訪れて読破したんだけど、Wガン小説のページ数が思いのほか少なかったせいで、えらく呆気なく読み終わってしまったぞ…付録のドラマCDの脚本を執筆するのに時間を食われたのだろうか?

安彦×板野対談
安彦が板野に対して、「30年前のイメージのままだったので久しぶりに会って驚いた」と語っていたけど、俺も同じ気持ちだよ…すっかり髪の毛が白くなってるし。やはりアニメーターの仕事は過酷なのかねぇ。
「サンライズ第1スタジオは孤立無援のホワイトベース。ただ独り奮闘していた安彦がアムロで、リーダーを務めていた富野がブライト。だから安彦が倒れたときは、まるでアムロが脱走したかのような絶望感だった」という喩えが興味深い。

オリジン
ジオンの内紛が、連邦軍そっちのけで継続中…おかげでホワイトベースも難を逃れた形だけど、ひょっとしてこのまま擱座止まりで、沈没しないのだろうか? そうなるとラストに至る脱出の過程が、かなり変更されそうだな。まぁセイラがジオン兵を炊きつけて戦わせてる時点で、原作とは似ても似つかぬ状況なワケだが(笑)。
ジオンMS同士の混戦は、ちょっとしたサービスシーンだな。まぁ今となっては他のシリーズで前例があるから、特別にありがたいと言うほどでも無いけど。
ガンダムとジオングが相討ちになったのを確認し、シャアに「ジオン十時勲章で報いてやる」と内心ほくそ笑むキシリア様は怖すぎだ。

ガンダムさん
ここ最近、他の4コマ作品が好調なことに危機感を覚えたか、あるいはガンダム創世が終了間近ということで勘を取り戻しにかかったか、もしくはムダヅモ無き改革の連載終了に伴ってネタを練る時間を確保できたのか…?
ともあれ久しぶりに4コマ(ガンダムの比重を計算→人体よりも軽いことが判明→水中戦のシーンとか無理じゃん!→放映当時の設定では、ザクは鋼鉄製→重さ100トンを超えるから、ガンダム踏みつぶせる…という一連のネタ)が面白かった。
まぁ設定ツッコミ系は簡単に笑いが取れてしまう分、ベテランである大和田としてはあまり多用せず、独自の切り口で後輩連中に模範を示してほしい…というのは贅沢すぎか。
ガンダム創世は、いよいよアニメ新世紀宣言の当日。パニック寸前の大盛り上がりを見せる中、いよいよ次回、満を持して富野の登場!…となるはず。後ろのページには、当時者の一人である小牧雅伸が特別寄稿し、当時の様相を振り返るというオマケ付き。

ハイブリッド4コマ
ダグザがハサン先生のもとを訪れたのは、ロザミアを身体検査したときの武勇伝を聞くため…って、ひどいムッツリスケベだな。本編の感動が台無しだ(笑)。
ミネバの一番の願いはソロモン奪還だそうで、こりゃ父親の霊に取り憑かれているのは間違いないぞ。
秘蔵のDVDを処分してくれるよう、バナージに遺言を残すカーディアス…ついでにHDDの中身も消去するよう頼まなきゃダメだろ(笑)。

超超お父さんドズル~やらせはんぞう物語~
今月のベストヒット。赤ちゃん編と魔法少女編を交互に描いているようだが、明らかに後者のほうが面白いので、もう“魔法少女ミラクルみねば”に改題すべきじゃないかと(笑)。
それにしても今回のネタは、規格外の面白さというか反則技というか…若返ったキシリアちゃんのかわいさは、オリジンの印象を吹き飛ばすのに充分。そして元の姿に戻り、成長後ミネバ(←父親そっくりの姿になるのは一発ネタかと思っていたのに、設定として定着させるつもりかー!?)の隣に並んだコマの破壊力はシャレにならないものがあった。

新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop
今回の敵は、言わばWガン世界におけるコロニー公社であることが明らかに。しかもノインの実家だそうで。
利権第一主義を掲げた企業集団というのは“悪役”として分かりやすいけど、それゆえにシンプルな勧善懲悪を越えた何らかのテーマを語りたい場合には、不向きにも思えるな。今さら拝金主義や新自由主義を批判するというのも、周回遅れもいいところだし。
ゼクスとノインの娘は、出番あれだけで終わり? 前回の女体化カトルの例もあるから、また女性キャラがガンダムに乗っても驚かないけど。

ジョニーライデンの帰還
ミノフスキー粒子の利用と度重なる紛争によって、連邦が昔ながら用いていた管理システムは役に立たなくなり、それにつけ込んで記録を改竄することで、シャアのように別人になりすましたり、物資を拝借できる…というアイデアは悪くないものの、そこまで大がかりな設定を考える必要はあったのだろうか?という疑問も。アナハイムがMS開発を手がけてハイザックのような機体が開発された時点で、連邦とジオンの技術の混交なんて普通に起こっているんじゃないかと。
とうとう女性のジョニー・ライデンまで現れたか(笑)。愛称は“ジョニー・ライデン子”略して“でんこちゃん”で。

カイのメモリー
ルオ商会の協力を受けて、急速に勢力を伸ばしつつあるサナリィ。それに危機感を覚えたアナハイムこそが、このイベントの黒幕である…ということまでは、カイもウォンも把握している。だが、その目的と打開策までは見当がつかない…という感じかね?

超級! 機動武闘伝Gガンダム
またもや掲載ページ数の記録を更新したものの、その代償として作画クオリティは下がる一方…冒頭のレインなんて、デフォルメ顔という言葉では誤魔化しきれない乱れようだぞ。
今回分までのエピソードを原作通りに消化してきたのは当然と言えるが、次回の(ストーリーの根幹に拘わりのない単発イベントである)メキシコの話まで省略せずにやるとは思わなかった。てっきり新宿決戦まで一気に飛ばすものとばかり…目先の盛り上げよりも、なるべく息の長い作品になってもらわなければ困るという事か。

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