木曜日, 12月 16

アニメージュ1月号

今日は休日。ダライアスバーストACの正式稼働を明日に控え、今日中に雑用を片づけておかねば(←その割に、Ver.D-exのテストプレイも、年賀状の制作も終わってないけど)というわけで、アニメージュを読むために図書館へ。

表紙&巻頭特集はイマズマイレブン。さらに付録もイナズマイレブントランプであり、これがビニール梱包されてD書店でも立ち読み不可だった原因らしい。図書館で取り扱っていなければ、手詰まり状態だったかも。
もともとイナズマは2クールの予定で始まったが、人気の高まりを受けて継続が決定、さらに2クール予定だったエイリア編も4ヶ月延長され…と、人気の盛り上がりに応じてどんどん長くなっていったそうな。
劇場版については、企画開始から上映予定までの期間が短く、さらに監督を除いては原作を知らないスタッフばかりという、なんとも不安な体制のもとで作られたらしい…まぁうる星やつらの劇場版も、最初は勝手が分からず制作体制がガタガタになり、その反省を生かして、“TV版スタッフのうち優秀な者を引き抜いて劇場版に回す(←そのせいで、制作期間内はTV版のクオリティが犠牲にならざるを得なかったわけだが)”という方式が確立されたわけだから、責めるのも酷か。制作に当たって“弱小チームが成長し、頂点に立つ”という、第1期の王道路線を理想として掲げた姿勢は悪くないし。
いかにも「らしい」と思えたメガトンヘッドやRCシュートだけじゃなく、カッパも出どころはコロコロコミックの一般公募企画だったのね。
キャストによる思い出話を添えつつ、これまでのストーリーをざっと振り返るページでは、コメントの大半がツッコミだというのが何とも…まぁ、そういう作品だからと言ってしまえばそれまでだが(笑)。

マクロスF劇場版(後編)の脚本は、途中までは吉野が書いたものの、ラストに至るまでの流れは、河野がコンテを切りながら考えたとか。
話を聞くかぎり、曲に関しては相当な力の入れようらしいけど、歌の勢いだけで強引に押し切ったテレビ版の失敗が、ふたたび繰り返されないか心配。

それ町は、櫻井インタビュー。オーディションは「いい思い出になれば」という軽い気持ちで受けたらしい。演技の参考にしたのは、志村けん青島幸男だそうで…まぁ“男性が演じるバアちゃん役”なのだから当然か。
「バァちゃんの視点から描かれている、珍しい作品」という指摘は、目からウロコだった。

2010年のアニメ業界ニュースが特集されていたのは、他誌と同様。けいおんブームがトップなのも同じだが、Twitterの流行に言及したのはメージュだけだな…ジャーナリズム的な視点での記事づくりを忘れてはいないようで、ちょっと安心した。
しかしTwitterが抱えるネガティブな側面にも言及したのは、公正を心がける姿勢だと評価するにしても、具体例として平野綾の名前まで挙げる必要はあったのか?という気はするぞ。

首藤剛志の追悼記事。ヤマトとガンダムのブーム終了後、アニメ雑誌がネタ不足を解消するために発案したのが“クリエイターを誌面上でクローズアップすると共に、新たな活躍の場を与えよう”というものだったそうな。
具体的には、脚本家だった首藤に小説を書いてもらい、それをOVAという新たな媒体で売り出す…という企画であり、これは現在の“ラノベを原作にした深夜アニメ”というフォーマットの先駆けだったのではないか、との指摘。

「この人に話を聞きたい」は池田昌子。子役時代は(映画もあったけど)おもに出演していたのはラジオドラマ…というのが時代を感じさせる。成人する頃にはテレビも始まったものの、そのころに充てがわれたのがメロドラマの悪役だったというのは、いま現在のイメージからすると意外だな。
アニメの仕事を始めたのは遅めで、その頃にはアニメ声優がふつうのヒロイン役を固めていたような状況だったらしい。だけどお蝶夫人は“普通の女子高生”とかけ離れた存在だった──麻生美代子が見て「これ何人なにじん?」と問うたそうな──から、問題は無かったという(笑)。
大ベテランのイメージに反して、「絵が無ければアフレコできない」という話には驚かされた。しかしそれゆえに、一度999で線撮だった時に帰ってしまったことがあり、その後999のアフレコでは常に絵が完成していた…というエピソードには驚嘆だわ。

キャラ人気投票は、相変わらずけいおんデュラララのメンツが残留しており、秋クール作品からランクインしたのはタクト(16位)と美琴(18位)のみ。ピックアップされているイカ娘は、圏外の24位どまりか…。

0 件のコメント: