金曜日, 11月 19

夕焼けロケットペンシル第1巻

今日は有休。泊まり勤務を含めて臨時出勤が連発するというハードスケジュールの谷間にあって、ようやく一息といったところ(←だがしかし、また次の休日に臨時出勤してくれとの要請が…人員数が絶望的な状態とはいえ、もう少し何とかならんのか?)。

さて先日、O書店からの留守電で入荷の報告を受けたので、忙しくなる前に回収に向かう。できれば30日まで入荷が延び延びになって、メガミマガジンあたりの立ち読みに行くついでに回収できれば…と期待していたんだけど、そう都合よくは行かなかったようだ。
ついでに100円ショップで、来年分の手帳(←これも一昨年までは職場から無料で支給されていたものだが…不景気よのう)を買っておく。それにしても、やたらクリスマス関連グッズが多く目についた…日本もアメリカ並みに、ハデな飾り付けや騒ぎをするようになってきた様相だな。

あと、近ごろ冷え込んできて手肌が荒れ始めたので、薬局にも立ち寄って肌荒れ防止クリームを購入しなきゃと思っていたのに、すっかり忘れてしまった…それどころか、O書店で取り寄せ注文した際の用紙すら(机の上に用意しておいたのに)持ってくるのを忘れてしまうという大ボケをかます。気分はもう痴呆老人だ(笑…えねえ!)。

ぱふでの紹介記事を読んだことが購入の動機だったものの、具体的にどんなレビューであったかはもう忘れてしまった(笑)。でも俺の嗜好からして、重苦しい方向性を嗅ぎとったならパスしていたはずなので、恐らくハートフル系という印象(←表紙もそんな感じだし)を受け取ったはず。
ところがどっこい実際に読んでみると、かなりヘビーな展開が待ち受けていました。まぁ今どきの職業モノなんて、(一部の業種は例外として)厳しい実情と無縁であることは難しいだろうしなぁ…いわんや個人商店をや。
商店街を背景として、あるいはより積極的な物語の舞台として描いた作品(←吉永さん家のガーゴイルなど)は数あれど、その多くは美化されたユートピアか、さもなくば“消えゆく直前の最後の輝き”みたいなノスタルジーを含んだ(←それ町とかね)描かれ方をしているわけで。

幸いなことに作者は、ヘビーと言っても許容できるギリギリのサジ加減を見極めているらしく、たとえば経営を放棄して引きこもりネトゲ廃人と化した父親──もしアニメ化されたら、CVは藤原啓治で確定だな(笑)──も、娘への愛情は失ってなかったり(←これでネグレクトやらDVやらまで加わったら、全力で放り出していたところだ)、キツい物言いをする問屋のお姉さんも、いちど認めた後は協力的になってくれたり、家を出て行った母親が早々と登場したり…と、かろうじて希望を失わずに済むバランスが保たれている。
一方で、親切にしてくれるお婆ちゃんが入院してしまったり(←まさか亡くなったりしないよな?と、ハラハラさせられた)、最初のお客であるお兄さんへの初恋には三角関係(←恋のライバルであるお姉さんも、いい人なので憎めないのが悩ましい)という障害が立ちふさがったり…と、安易に救いを与えない方にもバランス感覚が働いているようだ。

結論としては“数ある、普通に面白い作品のひとつ”といったところか。「何が何でも読みたい!」と思わせるレベルでも無いけど、もう少し付き合ってみることにして新刊案内メールに登録しておく。

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