火曜日, 10月 5

お釈迦様もみてる S-キンシップ

当初の予定では、数日後に予定しているアニメ雑誌立ち読みの代償として購入するつもりだったんだけど、そろそろSFマガジンを読み終わる目処が立ったのと、今週は待機シフトやら免許の更新やらが重なるので、暇つぶしアイテムを多めに用意しておいたほうが無難だろう…との判断から、購入に踏み切った。

やる気のなさそうなサブタイトル──作者あとがきによると、2つの単語を引っかけて作った言葉だそうで、あまり深い意味は無さげ──からして全く期待していなかったのだが、保健室のベッドに2人そろって収まってる薬師寺兄弟と、保険の先生(←新キャラ)が可笑しかったので、まぁ元は取れたという評価。
前者については、作者いわく「あの2人は、何をやらせても絵になる気がして、つい色々な事をさせてしまいます」らしいが、「絵になる」というか、正確には「何やっても笑える」ではないかと…。
それにしても、今回は虫垂炎による短期入院ぐらいだから何とかなったものの、これから先──たとえば女性とつきあったり、さらに結婚生活を送ることになっても、兄弟いっしょに過ごし続けるつもりか? そう言えばテレビ特捜部で、双子兄弟と双子姉妹がそれぞれ夫婦になったという話を見た記憶があるけど、薬師寺兄弟も将来は、あんな感じになるのかも。

後者については、いきなり保健室が野戦病院と化した際の性格の豹変ぶりとか、新米ドライバーである柏木にマイカーを貸すのを渋るなど、短い出番でなかなか強い印象を残してくれた。
今回は脇役にスポットを当てた(←まぁ本筋である祐麒と柏木の関係については、次の重要イベントであろう卒業式まで、あまり大きく動かせないだろうし)話ということで、他にも各キャラの家族など、新登場のチョイ役が多く目についたな。
その結果として、男性のマリみて読者にとって大きな不満であろう“女性キャラがいない”という点についても(一応は)解消されたものの、“家族”ゆえに遠慮のない言動とか見せられると、とても女性キャラとして魅力的とは言い難いものがある。
アリスの4人の姉(←名前は順に、はるか、あずま、ほなみ、よしこ)なんて、設定だけ見ればエロゲかよ!?って感じだけど、あの姦しさの中に放り込まれたらエロ妄想なんてする隙も無さそうだ…いわゆる「リアル妹がいる男は、妹萌えを理解できない」というヤツね。
あと、マリみてファンとしては、由乃さんが登場したことも忘れずに挙げておくべきか?…ただし電話の声のみという、ほんとのチョイ役なのだが。
また、小林の性格がヒネくれたのは父親の不倫が一因であると判明…って、またこのパターンかい! まぁ現代日本が舞台の作品で、等身大の子供の性格形成に影響を与えるような問題が、他に思い浮かばないのも事実だけど…イジメとかまで行くと深刻すぎて、マリみてワールドにはそぐわないしなぁ。

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