金曜日, 9月 10

惑星のさみだれ 第4巻

アニメディア立ち読みの代償として、SK書店にて購入。

最終回まで読み終えた上で読み直すと、いろいろ伏線張ってあったんだなぁ…と改めて思い知らされる。同じ“全智を求める者”として風巻を味方に引き入れようとしたアニムスが、「全智は目的ではなく、(人類を幸福にするための)手段だ」と拒絶されたり、転生先でもある師匠が「全知など無意味」と悟ってアニムス──かつての自分自身──に「私たちは人間だ」という言伝てを遺したりね。
師匠が死ぬシーンは、太朗の死~仇討ちまでの一連の話と並んで、何度読んでも泣けるなぁ(←思わず勢いで、4巻以降も読み直してしまっていたりする)。「とりあえずキャラ殺して感動させようとするのは安直」という意見も正論ではあるんだろうけど、テーマ性とかキャラ描写の段取りをきちんとやった上での必然であれば、そう頭ごなしに否定しなくてもいいんじゃないかと。
しかし花子の願いごとが殺人犯の死だったとか、火渡(姉)のショタ趣味とかは完全に忘却してたな…かわいい男の子を飼いたいという気持ちは分からんでもないが、おまえ刑事なんだから自重しろよ(笑)。

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