土曜日, 9月 25

ガンダムエース11月号

今日は遅出勤務。朝のうちにコンビニを覗いてみたものの、あいにくガンダムエースは見あたらず…昨日のうちに売り切れてしまったか、あるいは取り扱いをやめたのだろうか?
仕方ないので、銀魂DVD第4-12巻だけ回収して引き上げようとしたところ、普段なら名前を告げるだけで商品を取り次いでくれたのに、なぜか今回は注文番号の照会を求められる…おいおい、まさか涼しくなってマスクをしていたぐらいで、不審人物に見えたとか言うんじゃないだろうな? とりあえず番号なんて覚えてないので、運転免許証を見せて本人であることを主張したら、すんなり渡してくれたけど。
そうして帰宅した後は早めに出勤し、勤務開始時間までD書店で立ち読みするという恒例のパターンで。

オリジン
ホワイトベース、ア・バオア・クーに強行着陸…って、できるなら最初からやれよ! そしてキシリアによるギレン誅殺…今月ここまで話が進むとは思わなかったぜ。
まぁキシリアとしては、このまま連邦艦隊が壊滅するとジオン側も落ち着きを取り戻してしまうので、ドサクサに紛れて指揮権を奪取するのが難しくなるという判断だろうな。それは間違ってないんだけど、事象の発生する順序に問題が…。WBの強行着陸は、ギレン死亡で混乱が起こったスキに乗じて…という形にしたほうが説得力あったんじゃないかと。
捕縛されたセイラは、アルテイシアを名乗る開き直りよう。この傲岸不遜さは、幼少の頃の兄を思わせるものがある…というか、安彦作品における貴人の振る舞いがワンパターンなだけか。何の証拠もない以上は口から出まかせと考えるのが普通だろうに、言われるまま総帥に報告しようとする将校って…せめて“元ダイクン派だったので、昔のアルテイシアの顔に記憶がある”とか、理由をこじつけろよ(←それもわざとらしい気がするけど、何も無いよりはマシだろう)。
どうでもいいけど、ア・バオア・クー司令部で飛び交ったセリフ中の“Iフィールド”というのは、おそらくEフィールドの間違いだよな?

新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop
かなり戦史や戦術の研究本を読み込んで、そこから引用した記述が多いように感じられた…規模は比較にならないが、方法論としては銀英伝に近いか。
ただし銀英伝のテーマやストーリーは、そうやって読み込んだ史実をバックボーンとして、作者自身が構築した歴史観・戦争観に基づいたもの。 それに対してこちらは、あくまでガンダムWという既存の作品のテーマ&ストーリーに沿うよう引用しなければならないため、かなり作者は不自由な思いを味わったのではないだろうか?
“兵器としてのMS”を現実の戦場に持ち込んで、有効に運用できるよう見せかけるのも頭の痛い話──それを何とか考えようとするのが、MSオタのマゾヒズム的快感でもあるわけだが(笑)──だし、Wガンの究極のテーマである“戦いの起こる理由を解明し、それを克服する”という目標も、現実の歴史と、それを題材とした研究書を読んだだけでは、なかなか答えに到達することは難しいだろう。
しかし学術分析や戦術解説などの客観的な記述が多いためか、先月よりは読みやすいと感じた…本職の小説家ならぬ脚本家としては、小説的な手法(←読者に対する“読みやすさ”を意識しなければならない)による人物描写よりも、こういう事象の羅列のようなスタイルのほうが適しているのかも知れないな。

UCバンデシネ
さまざまな人物の動きが(基本的に)原作に準拠して描かれているだけであって、たまたま時期が一致しただけとは思うものの、冒頭のノーム隊長が死亡フラグ立てまくるシーンは、アニメ第2巻の発売が近いことを意図したものではないか? と訝ってしまう。アニメ第2巻前半はリディ視点で描かれるらしいから、上述のノームとの会話が回想形式で挿入されてもおかしくは無いだろうし。
普通、ほかの掲載作品と隣接するページには、単行本の広告なり前回までのあらすじ紹介なりを挟んで明確に区分するはずなのに、この作品に限っては、本編終了からシームレスでハイブリッド4コマUC編につながっているので困る。とくに今月は
右ページ(バンデシネ本編の最終ページ):予想外のアルベルト登場と、それに驚くカーディアス。
左ページ(ハイブリッド4コマの1ページ目):歌合戦に出演するカーディアスと、それを補佐するガエル。

という、全面オッサン絵で埋め尽くされたページ構成なので、作品が切り替わったことに全く気づかないという…(笑)。

MSV-R
対艦攻撃能力を改良したラムズゴック。アタッチメント方式にした大型クローは、シールド(←シンプルな板状)の部分が水の抵抗大きくて、すごく使いづらそうに見えるんですけど(笑)。ヒートラムも、サイズ小さそう(←中隊長マークより少し大きいぐらい)だし。

ガンダムさん
ガンダム創世は、少し時間を遡って板野イチローの来歴を紹介。たぶん次回以降、劇場版の作画に関するエピソードを描くに当たって、板野という人物の存在を事前に周知しておく必要があったのではないかと。
大西洋、血に染めて」のコンテを描き上げた富野自身、さらに安彦や板野までがコンテを読んで泣いたというのはフィクションだろうな。

ジオン公国幼年学校
“新條まゆ”に“銃”と来れば「そのキレイな顔を吹き飛ばしてやるぜ」に期待した奴は、俺だけじゃないはずだ(笑)。残念ながら至って普通の実弾射撃訓練で、せいぜいウサギが紛れ込んでいるぐらい…別にそんな小細工しなくても、ゲーム感覚で銃を撃つ訓練させるだけで、普通に人を撃ち殺せるようになることは、米軍が実証済みなんだけどね。
主人公の不手際する罰として、そのウサギの肉を使った料理を食うよう命じたりしたら、先生を尊敬するところだ(笑)。現時点では“厳しくも実直な教官”というのが主人公視点での人物評であるべきだから、さすがにそこまではさせないか。
実際は主人公の母親と爛れた関係にあるわけだが、その発覚が予想したよりも早まりそうな流れだな…てっきりクライマックスに来ると思っていたのに。このまま学校を脱走→実家に戻ったところ、母親の情事を目撃…というベタな昼ドラ展開に進むんだろうか?
その場合、“主人公が乗り越えるべき大人”である先生が早々に退場するとは思えんから、火種を燻らせつつ、お互い何食わぬ風を装って学園生活を続けるのかね? 先生と母親に対する負の感情を学園での生活に転嫁することで、軍人としての素養を身につけていく事になる…と。

ジョニーライデンの帰還
けっきょく青いゲルググの正体は不明のまま。応援に駆けつけたアッシマーの隊長が思わせぶりな独り言を吐いたり、なぜか主人公が規格の異なる火器を使えてしまったり…と、ベタな伏線を張っただけの煮え切らない話と言わざるを得ない。
次回は連載を休む代わりに光芒のア・バオア・クーを掲載。本編とも関わり合いのある内容との事なので、ひょっとして“あの”エース部隊の詳細が描かれるのかも…パイロット個人は別として、部隊そのものが描かれるのは初めて? MSV直撃世代としては、これは期待を抑え切れない。

逆襲のシャア BEYOND THE TIME
かなり適当に読んでるので、時系列が混乱してきた(笑)。今月で終わったNT研のエピソードも、次回(←ちなみに来月号は休載)から始まるクェスとの絡みも、過去の回想(あるいは、実際には起こっていない夢)という解釈でいいのか?
まずは被験者の立場でNT研のやり口と強化人間の末路を見知った後、今度は逆に強化人間を育成する立場へ。それらのステップを踏まえた上で、最終的に何らかの答えにたどり着く…というストーリー構成じゃないのかと思うんだけど、まだ確証は無いし、面白いかどうかも判断がつかないという困った作品だ(笑)。疑念を抱きつつ、今しばらく読み続けるしかないか…。

Gガンダム
新連載のページ割り増しボーナスも無くなってそろそろ通常運転に落ち着くだろう…という予想とは全く正反対で、むしろさらにページが増えてとうとう120ページを突破してしまった。このペースで増え続ければ、東方先生が亡くなる頃には200ページを越えるんじゃないか? という冗談も、笑い話とは言い切れなくなってきたぞ。
内容については、ようやくギャグ演出多めの島本テイストにも慣れて「普通に面白い」と思えるようになってきたものの、二枚目貴公子のジョルジュや陰気なアルゴといった次回以降のメンツは、チボデーやサイ・サイシーと違って、あまりコメディ向けじゃ無さそう…という不安が。まぁそれを言い出したら、もともとお笑い担当じゃなかったはずのドモン自身も、今じゃすっかりコメディが板に付いてるワケで、それほど心配しなくても大丈夫かね。目次コメントを読むと、次回(ジョルジュ編)はシリアスに行くようだし。

超超(ハイパー)お父さんドズル~やらせはせんぞう物語~(井上行広)
アクシズのハマーンさん
の作者による、ヒロインを赤ちゃんミネバに替えただけの二番煎じ作品…と言ってしまうと身も蓋も無いんだが、現時点で前作の域に達していないのだからやむを得ない。
比較・分析してみると、前作の面白さはフロック的な面が大きいような気がしてきたぞ。元ネタであるCDAにおいて登場人物に個性が乏しかったからこそ、パロディの名目で好き放題にキャラのイメージをデフォルメすることが可能となり、いい意味での暴走を生み出すことができたのではないかと。またCDA側の人物描写が魅力に欠けていたせいで、相対的にパロディキャラが魅力的に映った…という事もあり得るか。
これに対し今作では、そもそもドズルにイジられキャラとしてのイメージが確立してしまっており(←間違いなく、責任の大半はトニたけにある)、よほどインパクトのあるネタでも無ければ簡単に流されてしまうんだよな。
となると赤ちゃんミネバ自身、あるいは脇役──といっても既存キャラでは、ゼナとラコックぐらいしか居ないか──が頑張るしかないか…と思ったら、来月発売のユニコーンエースでは、ユニコーン時代のミネバと幽霊ドズルのコンビという新ネタを披露するらしい。とはいえドズルは幽霊になってもアクが強すぎるだろうから、ここはガランシェール組の連中に期待するとしよう。

ハイブリッド4コマ
脱出しようとガンダムのAパーツをパージしたら、コアブロックまで一緒に飛んで行っちゃった…その考えは無かったわ(笑)。もう一度やってみたら、今度はBパーツのほうが(アムロごと)飛んでいく…というのはお約束だな。

カイのメモリー
古川×シャア芸人ぬまっちの対談がメインで、しかも来月に続くとか…。本編は4ページのみで、もちろんストーリーに進展なし。単なる単行本作業にしては時間かかりすぎなので、今後の展開全般を見据えたうえで大幅に改稿を行なっているとか?

SDガンダム三国伝 Brave Battle Warriors 創世記
いつもは読み飛ばしているんだけど、本スレの騒ぎを読んで、怖いもの見たさで目を通してみたところ、どうにも騒ぎ過ぎじゃないかと…もっとネットリじっくり描かれているのかと思ったわ(笑)。まぁ個人的にムリヤリというのは許容範囲外──ただし逆パターンなら話は別。とくに押し倒されたのが可愛い男の子だったりしたら、もう最高ですな(笑)──なので、むしろ助かったというべきか。
しかし、SDガンダムほとんど未経験(←0080と同時にレンタルした初期作1本と、F91と同時上映の1本。あとはSDガンダムフォースを1話見て切っただけ)の身としては、ここまで進化していたことの方が驚きだわ。
かつて俺が見た作品の中では、SDモビルスーツはあくまでSDモビルスーツ以外の何者にも見えなかったのに対し、このマンガの中で血を噴き出して斬殺されるSDモビルスーツたちは、紛れもなく生命ある存在であり、貂蝉キュベレイの瞳や輪郭線の描き方からは、確かに女性的なもの(←エロスとかそういう意味ではないけど)を感じさせるものがあった。

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