月曜日, 8月 30

アワーズ10月号

今日は休日。昼過ぎから電車でV書店へ出かけ、アワーズ(と、ついでにアルカディアダラバーAC記事)を立ち読み。

惑星のさみだれ
最終回。きれいな大団円なので何の不満も無いんだけど、個別のエピソードとしてはズバ抜けて高評価というわけでもない…攻殻SACのとき神山監督が言った「最終回の1話前が一番面白い」というパターンだな。
一部のカップリングに驚かされたのは事実だが、「幸せそうだから別にいいや」という気分だし、就職先については概ねイメージ通りで、何よりさみだれが特にヒネリもなく普通に生存という流れでは、盛り上がりようも無いわけで。むしろ獣の騎士の縫いぐるみを手渡すシーンのほうが、予想外かつ泣かせポイントも高くて心打たれるものがあった。
単行本最終巻は冬発売予定…って、えらく先のような。加筆修正でもあるのだろうか?

天にひびき
祖父の影響で、暗ーい旧ソ連系の曲にこだわってきたけど、ホレた男のため真逆のラテン系に挑戦。しかし慣れないことやって、いきなり上手く弾けるはずもなく…という音楽ラブコメの王道のような話。
正直、ここ最近の回も含めて、サブ(ゲスト?)のほうがメインヒロインより魅力的に見えるというのはどーよ?という気がするな。少なくとも読んでる側としてはそう感じられたんだけど、描く側としても、つかみ所のない天才(天然?)系よりも、感情豊かなキャラのほうが動かしやすいんじゃないかと憶測。
“技術的にはスゴいのに、聞いてる人(家族)に楽しんでもらえない”とか“ラテン系の曲を陰鬱に弾いてしまう”とか、コメディ(あるいは萌え)としては合格点なんだし、もうこっちの方向で攻め続ければいいと思うんだが…と、無責任に言ってみる。

ナポレオン~獅子の時代~
いよいよアブキール会戦か!と思ったら、パリで総裁たちが相談してるあいだにイギリス軍が壊滅していた…何を言っているか分からないと思うが(ry
ここ数ヶ月のスローペースは何だったんだと言わんばかりの急展開だな。編集サイドから巻きが入ったんだろうか…まぁ話が進むのは望むところだけど、肝心のアブキール会戦を丸ごとカットしちゃ本末転倒だろ(笑)。いや…たぶん来月号で全貌をじっくり描くんだろう、そうに違いない。
「ようやく騎兵に出番が」と歓喜するミュラには同情しないでもない…ほんとに活躍する場が与えられなかったからなぁ。久しぶりに登場のマッセナさんは、相変わらずのようで。ランヌは早くも復帰したかと思いきや、首が傾斜したままとか…あれは史実なのか? この先、作者が忘れて普通の角度で描いてしまうコマがあると見た(笑)。
ダヴーは、ようやく仕えるべき主君に巡り会えた歓びに、ひそかに打ち震えているようで…「何だ、この胸の高鳴りは」って、そこだけ読むとまるで運命の恋のようだが(笑)。これで、外伝エピソードは黒歴史確定? けどナポは、何だかんだ言いつつダヴーの名前は知っていたようなので、どちらとも取れるか。
変態描写がインフレしつつある中で、史実からして変態というスヴォーロフはどこまで突き抜けるんだろう? 今回わずかな登場シーンだけでも、得体の知れなさは充分すぎるほど伝わってきたが…もう人間というよりミュータントだな、あれは。
単行本14巻は10月末に発売か…収録される回については、やや彩りに欠ける感が否めないものの、ここから先はエジプト帰還からクーデターと、一気に盛り上がりそうで期待。

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