土曜日, 6月 26

電撃大王8月号

今日は有休。夕方からD書店に出かけて電撃大王とコミックガムを片付ける。

宇宙ショーへようこそ
新連載。地上波やネット配信で冒頭22分を見られるのは知ってたけど、それほど食指が動かなかったのでスルーしてたんだよね。なのにコミカライズ版を読む(←しかも立ち読みで!)というのも何か間違ってる気がするんだが、まぁ「気が向いたから何となく」としか言いようがない。
藤子SF短編並みのSFレベルを期待していたものの、どうやらチンプイ程度の…SFというよりジュブナイルの色合いが濃い作品らしい。それでもポチがワンダユウさんぐらい魅力的であれば、キャラクターものと割り切って楽しむことができるかも知れないけど、ちょっと厳しいか?

ななな ゆに=ばーす(華師)
読み切り。こちらもSFというより、単に専門用語(←SFじゃなくて物理学の? よく知らない)を羅列することで雰囲気を出そうとしてるだけのように見える。幼い頃の主人公が初めて恋したお姉さんは天才物理学者で、お別れした後すぐに亡くなっていたが、自身のクローンを遺していた…という裏設定はSF要素を含むものの、そのクローン少女がいきなり主人公の前に現れ、さらに彼女を追って謎のメイドさんやら怪しげな男たちやらが襲撃してくるに至っては、結局ただのドタバタラブコメじゃねーかという。
まぁ作者はコミックグランプリで準大賞を受賞した新人らしいから、肩慣らしの習作ということにしておこう。

ナンバーガール(谷川ニコ)
こちらも読み切りで、同一個体から生まれたクローンたちが「個性を身につけなさい」と指導する学校の方針に従って、試行錯誤(←七転八倒とも言う)する話。
上記作品を読んで「やはりSFは無理かねー?」なんて思っていたところに来た(←しかも同じく、クローンがテーマという巡りあわせ)ので、相対的に高く評価してしまうな…まぁ、これも本格SFじゃなくシュール系ギャグに近いし、作者は他誌で連載を持ってるらしいから、キャリアの差もあるだろうけど。

神様のメモ帳
新連載。「ニート探偵」なる肩書きやらヒロインの口調やら、萌え属性記号はそれなりに配置されているものの、露骨なサービス描写などは皆無(←大王よりもGENESIS向きの作風?)なのは、見た目よりも中身(シナリオ)で勝負する自信の顕れと見ていいのか? 作画は悪くないなど、即切り要素は見当たらないので、とりあえず評価は保留。

GUNSLINGER GIRL
聡明すぎるというのも悲しいものがあるな…時が来たら、自分もヘンリエッタと同じように扱ってくれて構わないと言うトリエラだけど、それは本心じゃないだろうに。「頭で分かっていること」と「心で思っていること」の違いとでも言うか。
ようやく自分の本性を自覚したらしいジョゼに対する評価は、ここで底打ち反転するか?

うさくんの脳みそやわらかい
もう連載終了かよ!? この程度で終わるのなら、やっぱり全話そろうのを待ってから単行本化したほうが良かったんじゃないの?
今月のお題は、チャリンコ漕いでソバを出前しようゲーム。日本の住宅事情を無視した専用コントローラーだな…鉄騎といい勝負じゃないか?(笑) ちなみに数ヶ月前までの俺の部屋は、似たような光景でした。
パンク修理イベントは、自転車乗りとしては本気で不愉快だからヤメロ。サドルは盗まれたこと無いのでつい笑ってしまったが、これも実際に被害に遭った人が読んだら、憤懣やるかたない気分になると思われる。
「治安の悪い地域」に入ると、いきなり北斗の拳みたいなモヒカン野郎が出て来たんだが、これ舞台は現代日本じゃないのか!? さらに最終ステージは宇宙人が侵略してきて、マザーエイリアンにソバを食べさせて和解しようとかムチャクチャな展開になってるし、人類滅亡寸前の状況なのにサドルを盗んだ奴ぁ誰だよ!?じつはそば屋の店主でした!というオチにはビックリした。相変わらずのノリで面白かったのに、連載終了は勿体ないな。

真月譚 月姫
淡々と後日譚を描いて、フェードアウトするように締める終わり方か…って、あれ? “最終回”じゃなくて“最終章スタート”だったのね。道理でスローペースなワケだわ(笑)。でも今さら何をやってもクライマックスほど盛り上がりそうにないし、早いとこ畳んでしまった方が、読後感よさそう。

こいこい★生徒会
あまり色恋沙汰を生々しく描かないのが作風だと思い込んでいたので、「レズビアン」なんてセリフが出たのは少し驚いたよ。エロマンガならともかく、萌え系作品では“百合”にとどめて欲しい…いや、見た目は相変わらず、ソフトもしくはコメディっぽい演出に徹しているから問題ないんだけどさ。

オオカミさんと七人の仲間たち
話の流れがスローなのに加えて、扱う題材(事件?)も事前に予想したより地味なんだな。てっきり、もっと(いかにもラノベらしい)ハデで荒唐無稽な展開になるものと。そういう「ありがちな方向」に進まなかったことで評価ダウンは避けられているものの、かといって積極的に評価できる面白さでもないので、このままだとジリ貧になりそう。

おおかみかくし ~深緋の章~
戦闘モードなどで必死の表情になると、美少女キャラの顔立ちが崩れがちになるのは仕方ないかねー? 五十鈴が自害しようとする展開は予想外だったので、けっこうショック受けたよ。最後に正気に帰って「恋じゃなかった」と自覚してしまう流れは、悲劇性を強調する上手い方法だな。

よつばと!
どうせ痩せる効果がないからと言って、風香のバランスボールを勝手によつばにプレゼントするあさぎは、やっぱり悪い奴だ! どれぐらい悪い奴かというと、仁王像の中に封印されたキカイダー01が覚醒してしまうぐらい悪い奴だ!
そんなわけで悪を懲らしめ…じゃなくて、よつばがウソついたので久しぶりに、とーちゃんによる躾エピソード。思いきり仁王像を怖がってたけど、よつばを怖がらせるなら鳥よけの目玉のほうが効果的なんじゃね?(笑)

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