金曜日, 6月 25

ガンダムエース8月号

今日は休日。まずは自宅近くのファミマで、銀魂DVD第4ー9巻を受け取るついでにガンダムエースを読もうと考えたのだが、なにやら大きな付録のせいで紐とじ状態になっており、立ち読み不可。仕方ないのでD書店まで出かけて読むという、変わり映えのしないコースとなった。
眠気が充分に取り除けていない上に、空腹(←昨日、あれだけ食っておいて!)まで加わり、かなり劣悪なコンディションであったにも拘わらず、先日のアフタヌーンの読み残しも含めて完全読破に成功。だが、さすがに空腹と疲労に耐えかね、帰宅する前に職場へなだれ込むと、間食用に買い置きしておいたバナナをむさぼり食いながら、こうしてポメラで書き込みを行なっているのであった。

オリジン
アニメ版でシャアがゲルググの腕を切り落とされたのは、Gファイター(コアブースター)のパイロットがセイラだと気づいて硬直したスキを突かれたから…という面もあったわけだが、この展開じゃ言い訳できねぇ! つーか「大切な仲間を殺されて激昂」というパターンなら、瞬間的に普段以上の実力を発揮するのがセオリー(←へっぽこジェリドでさえそうだった)だろうに、あっさり返り討ちにされるシャアって…これでは道化だよ(笑)。
セイラ機とシムス中尉のブラウ・ブロが相討ちとなり、さっそくコアブロックの脱出システムが役に立ちました。撤退中のシャアと出くわした時には、このまま拾われてア・バオア・クーまで連れて行かれるのかと思ったけど、どうなるんだろ?

UCバンデシネ
一部シーンでバナージがデフォルメ顔になってるのは腐女子対策ですか? オードリーのホットドッグに対する反応は(アニメ版と同様に)可愛かったけど、あのホッペの演出はちょっと古臭いような。
そして追跡者マリーダよりも、ミコットの「なによ、あの女!?」の顔のほうが100倍怖かった

逆襲のシャア BEYOND THE TIME
ようやく逆シャア本編の回想が終わって、後日譚が始まるかと思ったら、前日譚が始まっていたッ! 何を言っているか分からないと思うが(AAry
まぁオバサンよりは若い娘のほうがいいか…とか、テキトーなことを言ってみる。まさかカイレポ(←ゲーツの回だったっけ?)とリンクさせるような事はないだろうけど。

トニーたけざきのガンダム漫画
久しぶりだな…マンガじゃなく、模型の新商品紹介ネタなのは少し残念だったけど、なかなか笑えるネタ──サイズの異なるガンダム2機を組み合わせて“親子”(←鬼太郎ネタで、じつは小さいほうが父親役だったという)とか、大きいほうを下半身だけにして、その腰の上に小さいほうを乗せて“操縦している様子”とか──をやってくれたので許す。

残念!シャア少佐大佐
起承転結という4コママンガの定石をブチ破って、いきなり2コマ目で正面衝突するホワイトベースとザンジバルだけは爆笑だった。

ハイブリッド4コマ
今月はイマイチ。捕虜になったコズンの食事が、ひたすら塩づくし…というネタだけか。

それ以外の4コマ
印象に残っているのは、「ヒゲを付けたガトーは東方先生に似ている」ぐらいだな。

ガンダムさん
隊長のザクさん、女医のセイラさん、お笑い一直線と、シリーズを総動員しておいて、いずれも面白くないという壊滅ぶり…。
頼みの綱であるガンダム創世は、池田シュウイチと“サンライズの手の者”による「ジオンの脅威」ネタ。役者としての経験から、「映画は甘くないぜ」と忠告して去っていく池田が最高にカッコいいですな。お約束に従って、池田の酒代を奢らされたサンライズ社員哀れ~(笑)。

ジョニー・ライデンの帰還
マインレイヤーといえばザク…のはずが、じつは連邦もボールを改造してやってましたという話。ジョニーに認められた者がユニコーンのエンブレム(と、ひょっとしてジョニーの名前も?)受け継いで広まっていくのなら、ジョニー複数説の根拠になるか。
だけど今月は本編よりも、後ろのページにある対談のほうが読みごたえがあった。やはりジョニーに関しては、ハッキリした情報が少ない一方でイメージにバラつきがあるので、作者としても苦慮してるのね。それゆえ「前作と異なり、ライブでストーリーの流れを決めていく」というスタンスらしいから、読者サイドとしても迂闊なこと言えないな(笑)。
MSV企画連載当時の裏話は、意外というか結構いいかげんというか…絵と模型の担当者がお互いにやり取りを繰り返し、そのたびにデザインが雑誌に掲載されるものだから、3ヶ月にわたって毎月載り続けるという大人気(笑)…当初は”黒い三連星”をメインに据えるつもりだった企画なのに、気がつくとジョニーが乗っ取ってしまっていたという。

新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop
プロローグゆえか枚数は少なめ。本職の小説家ではないこともあって、文字の密度もユニコーンほどでは無かった。読み飛ばすつもりだったけど、毎月このぐらいの分量ならば考え直す可能性アリ。
と言ってもまだ保留だし、流し読みだったので、内容に関しては触れないでおく。ただ「なぜ今、ウイングなのか?」という点では疑問。来月から島本和彦のGガンも連載開始ということだから、タイミング的にアナザーガンダム世代のブーム再燃を目論んでいる(←ユニコーンがアニメ化されたように、かなり長期を視野に入れた企画か?)のかと推し量ることはできるけど、ここで言いたいのは、作品が抱えるテーマというレベルの話ね。
ファーストは戦記モノとして、もともと時代に左右されない超越性を有しているし、多数の続編や外伝によって築き上げられた一大架空世界としての地位は揺るぎないものだろう。しかし「美少年主人公の活躍」が主要テーマであるWガンにとっては、それ以外の要素は単なるバックグラウンドに過ぎない。
だから主人公を除いたストーリーラインは、宇宙世紀シリーズの焼き直しでしかなく(←お題目とはいえ“21世紀のファーストガンダム”となる目標を掲げ、ファーストを踏襲したSEEDとは事情が違う)、戦争が起こる原因(イコール解決策)について説得力のある背景は存在しないわけね…つまり数多のスーパーロボットモノにおける善VS悪のような、箱庭レベルのリアリティしか持ちあわせていないと。
絵的なカッコよさとか演出の勢いで押し切れる(=主人公が活躍さえすればいい)アニメと違って、文字媒体である小説は、ある程度の論理的整合性や考察が根底に無ければ、薄っぺらく感じられてしまう恐れがある(←本気で福井に対抗するつもりは無いにしても、まさかラノベ呼ばわりされて満足するほど志が低くもないだろう)。戦争の本質およびその解決策を描くということが、小説という逃げも隠れもできないメディアで果たして可能なのか? それが、この企画の勝敗の分かれ目なのかも知れない。

カイメモ
ここのところ面白さがウナギ登りだな。先月の続きとはいえ、ハロのAIとガンダムの学習型コンピューターを関連づけ、あまつさえテムレイ・エンジンまでゲスト出演させるとは…あまりにも斜め上すぎてアゴが外れたわ。テムが軍属だとバレたせいでご近所の目がつらくなり、それがアムロの引きこもりにつながった…という解釈も面白い。
ジョニー・ライデンと同じく、こちらも今回はあらかじめ終着点を定めずに、読者の反応を探りながら少しずつ方向性を定めていく方式なのかなぁ…という気がしてきた。

富野です
水素エネルギーの研究について。もともと福岡は炭坑の街で、エネルギー関連事業に理解のある土地柄だったとか、電力会社は(ガス会社を儲けさせたくないという考えから)水素エネルギー由来の電力を買い取ってくれないという話が、興味深かった。

0 件のコメント: