木曜日, 6月 10

ニュータイプ7月号

今日は通常日勤。帰宅後に一休みしてから、アニメ雑誌を立ち読みするため出かける。
まずはK1書店に向かったものの、立ち読みの代償として考えていた伊藤計画記録が見当たらず、時間の余裕も無かったので早々に移動。
次に訪れたのはO書店。この手の書籍に関しては最も在庫が充実しているだろうとの予想通り、伊藤計画記録を発見。どうやらアニメディアは在庫切れらしい(←これはK1書店も同様)が、ニュータイプが立ち読み可能だったので、閉店時間ギリギリまで読み耽り、連載コラムの途中まで進んだところでタイムアップ。残りは後日に先送りとする。

表紙と巻頭特集はけいおん…ただし、特に目を惹くような内容は無し。
それよりもハガレンのほうが、最終回直前で盛り上がっていることもあり、トップページのほかにも特集記事を組んだりして、編集部としても気合いが入ってる感じだな。
キャストインタビューでは、主役コンビが家弓・柴田・内海といったベテラン陣の貫禄ある演技を絶賛。こういう幅広い層のキャストを揃えた正統派の作品が、今は少なくなったよなぁ…銀魂も終わっちゃったし。
制作本数も減少傾向だったり声優以外のキャスティングが増えたりと、ますます声優の仕事が減っているような状況で、ベテランが有する仕事への姿勢とかノウハウみたいな、目に見えにくいけど業界の根底を支える要素がきちんと継承されているのか、ちょっと不安ではある。

ハガレンは原作が同時期(←ちょうど明日発売か。ガンガンは読んでないけど)に最終回を迎えるという事もあり、原作者へのインタビューもあり。
ネームに相当の時間を割いているという話は意外だった…平易に読めてしまうので、てっきり短時間で書き上げているのかと思っていたわ。そうやって読みやすさにも配慮しつつ、きちんとテーマの伝わるセリフ回しになっているのは見事。
小難しい理屈に走ったり、怒濤のような言葉の勢いだけで押し切ってしまうのではなく、正攻法のシンプルな物言いで納得させてしまう“本当に上手い言葉づかい”とでも言うか…このブログひとつでさえ、なかなか思うように伝わる文章が書けない俺としては、感心するばかり。

Angel Beats!は脚本インタビュー。GAる~んの時は監督(岸誠二)が火だるまだったけど、今回は脚本家の番か…ある種の作品(あるいはスタッフ?)に関しては、作品について積極的に語るのは(少なくとも放映中は)控えた方がいいと思うんだが…話せば話すほどファンの神経を逆撫ですると言うか、燃料を注いでしまうと言うか。
実力が伴ってないのに自慢げに語るタイプ(←京田クンとか佐藤クンとかね)も問題だけど、謙遜のつもりで「(視聴者に)受け入れられないかと不安が~」だの「もっと上手い方法があったかも」だの、自信なさげな物言いに徹する姿勢も、あまり印象よろしくないぞ。
ゆりがSSS団を結成する経緯も語られていたが、これを本編の中で描かなかったのは明らかに構成ミスだろ。おかげで説明セリフは増えるわ、バックボーンが説明不足だから思考や行動が唐突に見えるわ…何でこう、ことごとく取捨選択を間違えてしまうのやら。 
“死後の世界”なんてファンタジーに多少なりともリアリティを与えるためには、じっくり時間をかけて、視聴者にその世界の感覚を共有・浸透させる努力──つまり、その世界における実際の生活の描写──が必要なんだよね。これを上手く行なっていたのが灰羽連盟で、第4話ぐらいまでは、生活実態の描写や社会の基本ルールを主人公(=視聴者の代理であることは言うまでもない)に教えることに費やされ、メインストーリーが動き始めたのはその後…って、以前にも書いたっけ?

マルドゥック・スクランブル再始動について、主演の林原めぐみが「役を辞退することも考えた」と吐露したことには、色々と憶測してしまうな…地雷企画に関わりたくないとか、軽い気持ちで引き受けた後に原作の内容を知って尻込みしたとか(笑)。
ともあれ、どうにか──GONZO以外の手で(←ここ重要!)──映像化に漕ぎ着けたようで良かった。まぁ個人的には、思い入れのある作品をレイプされた経験はないので(←雪風とかパンプキンシザースの原作ファンには、ご愁傷様と言うほか無い)、別にそこまでGONZO嫌いというわけでもないんだけどね…むしろカレイドやバジリスク、それにもちろんストパンも大好きだし。でも、とも100とか惑星のさみだれがGONZOにアニメ化されると聞いたら、不安で夜も眠れないだろうな、たぶん(笑)。

学園黙示録は「乳揺れ回数最多を目指す」とか言ってるけど、今時そういう肉感的な表現に需要はあるんだろうか? 最近の作品で言えば、一騎当千ぐらいしか思い浮かばないんだが。エロ表現それ自体が売りの作品って、意外と少ないわけで…クェイサーとかストパンは、むしろ「エロ表現のバカバカしさを楽しむ」というのが正しい視聴スタイルだろうし。
箸休めにエロサービスをはさむ程度ならともかく、ゾンビと戦ったり逃げてる最中に乳揺れしまくって、それが“エロバカ演出”として受け取られるとしたら、作品の根底にある(←だよね?)ホラー系のテイストとは食い合せが悪くないかと心配。
なんか「遅ればせながら売れ筋に日和ってみました」みたいな感じで、よく分かってないのに無理して萌え要素(←と思ってるのは本人だけ)を入れようとしなくてもいいからさ…。

新作ニュース関連のページは、例によってネット情報の後追いが多いので適当に流し読みしていたんだけど、あきそらOVAの紹介記事だけは見過ごせなかった。
だから、この手の作品は娘TYPEで扱えと何度…じゃなくて、どう見ても行為中のカットを掲載するとか、何を考えているのやら。そんなだから、ニコニコ動画にも放映を断られたりするんだよ(笑)。

キャラ人気投票は、先月の反省を踏まえてか、天使が3位ゆりは4位という順当な位置に落ち着いた…と思いきや今度は、マリが(先月は圏外だったのに)いきなり1位を獲得という驚愕の展開。今回分のアンケート集計時期には、まだヱヴァ破のBDは発売されていなかったはずなんだが、先月号の発売直前特集の効果はすごいねー(笑)。

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