火曜日, 4月 20

電撃大王GENESIS 2010 SPRING

昨日(夜勤明け)は例によってレゲー三昧で過ごしたのだが、ようやくロードランナーⅡをワンコインクリア──100万点を目指してプレイを継続したものの、あと数万点で到達という2周目の7面で終了してしまったのが、微妙に心残りである──したことで、ヤマを越えた感じ。
そして今日(休日)。先日から、ストレスが原因による歯ぎしりで右上の奥歯が一部砕けたらしく、噛んだモノが隙間に挟まって継続的な鈍痛をもたらす…という不愉快な状況が続いていたんだけど、ちょうど定期検診の時期が巡ってきたこともあり、久しぶりに行きつけの歯医者へ。
ちょっとした処置で問題なく元通りに治るだろう…という見通しは甘かったようで、とりあえず今回は定期検診を済ませた上で、歯形を取って患部を写真に撮り(←むかし全面治療を行なったとき以来だな…)、対策を検討するとのお達し。ゴールデンウィークが間近なこともあって、「次は約1ヶ月後に来てくれ」って…つまりこれから1ヶ月間、痛みに耐えながらメシ食えってか!? うーむ、カロリーメイトやバナナなど、なるべく噛まなくていい食材をメインにして乗り切るしか無さそうだな。

その後、通勤電車でD書店へ赴いて電撃大王GENESISを立ち読み。前号のようにネットで立ち読みできる可能性もあるけど、けっきょく実施されずに終わって、その頃には書店からも姿を消してリアル立ち読みも不可能…というオチを迎えるリスクがある以上、分の悪い賭けはしない方が無難だろうという事で。
歯の件での心理的ダメージに加え、ここ最近の不安定な気候(←暖かいんだか寒いんだか…)の影響でカゼ気味という劣悪なコンディションで読んだせいもあるだろうけど、全般的な評価としては前号よりもかなり落ちるという印象。
前号は“連載の第1話”ということで設定&キャラ紹介に重点が置かれ、しかも1話完結のスタイルを取った作品が多かったのに対し、今号では説明すっ飛ばして(←連載の第2話なんだから当然ではあるけれど、なにしろ季刊なので、前回の内容なんて殆んど覚えてないし…まぁその点を見越して、各作品ごとにキャラ&あらすじ紹介のページが用意されているわけだが)いきなり本編に突入、しかも話が完結せず次回に続くというパターンが多いんだよね。おかげで「内容を十分に把握できないせいで消化不良感が残る」とか、せいぜい「次回を読むまで保留」という評価が連発してしまっている状態。

空声(こがわみさき)
ちょっとでも音楽系の部活が絡んだ内容だと「けいおんブームに便乗か!?」と勘繰ってしまうのは行き過ぎとしても、特に作画レベルが高いとかストーリーが秀逸というわけでもなく、なぜ巻頭を任されたのか謎…まぁそれを言い出すと、今号の表紙ってどうよ?という話になってしまうんだが(笑)
ユメキ(介錯)
そして、今号で最大の問題作であるコレ…編集部(あるいは介錯?)は何かけいおんに恨みでもあるのか? どう見てもけいおんヒロインの4人組を出して、介錯作品らしくエロの毒牙にかけるのかと思いきや、毒牙は毒牙でもグロ系でしたという、ひどい展開…。
妄想奇行~アドレッセンス・アバター~
第2のヒロイン・幼児体型の妄想腐女子が登場し、主人公と厨二妄想バトルを繰り広げるという流れに。互いに相手の妄想のひどさを罵り合う構成にしたことで、てんかぶの伊達政宗を越えるイタい内容にすることに成功。前号より評価を上げた、数少ない作品となった。
あかとき星レジデンス
前号でキレイに終わったように見える話をどう続けるのか?と思ったら、全くの新キャラ&新展開。
地球移住の下調べをするために異星人に送り込まれたヒロインが、彼女の正体に気づいた(と勘違いされた)クラスメート男子の素行を調査しようとするも、何だかんだ邪魔が入って…という流れ。上述の“次回に続く”パターンなので評価は保留なんだけど、今のところは悪くない印象。
やさしいセカイのつくりかた(竹葉久美子)
前回の話を読んだ時点では、もう少しSF設定に凝ったり思索を巡らせるタイプの作品に見えたのだけど、じつは“ヒロイン(生徒)の心の傷を主人公(教師)が癒す”という典型的なギャルゲー系のシナリオなのか? まぁ、こういうのも嫌いじゃないけど。
動研。~菜ノ花高校動画研究部~
いきなり中割りの描き方とか、専門的な話に突入してる…。至ってシンプルな挫折&成長モノのストーリーを基幹に、How toモノの要素を加えただけという、極めてありがちな作品でした。珍しいのは“アニメ作画を題材にしている”という部分だけか…ちょっと期待しすぎたかも。もう少し話にヒネリ(←できれば、アニメ製作ならではの要素をうまく絡める形で)が欲しかった。
あしたの今日子さん
ファミレスの支払いを勇者に押し付けて食い逃げする魔王のセコさが笑える。立ち居振る舞いだけ見ると、勇者(←いちおうヒロインのはず)より魔王の方が可愛いな…いちばん可愛いのは、魔王の従者であるマーリンさんだけど。
今のところ、単行本購入レベルに最も近い? 2話同時掲載だけど、総ページ数では他の作品と大差ないから、かなり時間かかりそうではあるが。
時の消失請負人
これも前回から評価を落とさなかった、数少ないタイトルのひとつ。他作品よりも評価が高い理由としては、やはりきちんと1話完結している点が大きい。分量的にも充実していて(←各作品のページ数を正確に数えたわけじゃないけど、他の作品より長いと感じたのは間違いない)読後に満足感が得られるし。相変わらず描き込みと演出は手堅くスキが無いうえ、ライバルヒロインが可愛いというオマケまで付いてるという。
今回はモナリザの贋作がテーマで、「名作の偽物より自分自身の作品を作るべき」という使い古されたお題目で話を締めており、それ自体に不満はない(←ストーリー展開は奇を衒わず、描き込みの技量で勝負するというスタンスのようだし)んだけど、コピーが氾濫してオリジナルの枯渇が叫ばれる昨今だからこそ、真のオリジナリティとは何ぞや?というテーマの作品を見てみたいと思ったり…いや、この作品で描くようなテーマじゃないか。

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