水曜日, 4月 14

劇場版 涼宮ハルヒの消失

そもそもの発端は、福利厚生の一環として職場から毎年支給されている汎用の金券。この厳しい状況下において、他の福利厚生や諸手当が軒並み廃止あるいは削減される中、かろうじて維持されている数少ない恩典である。
例年ならば公共交通機関用のプリペイドカード(1000円単位)と交換し、それを更に金券ショップで現金化するのがセオリーだったものの、昨年度はヱヴァ破のために映画券(1500円相当)と交換してしまったことで、500円分の余りが生じてしまった。
使わないまま捨てるのも勿体ない話なんだけど、有意義な使い道は映画鑑賞ぐらいだし、期限切れ(今年6月末)までに上映されるタイトルの中から吟味した結果、いちばんマシだろうと判断したのがコレというわけである。ちなみにリリカルなのはは、上映館が金券の使用対象外だったのでNG。銀魂は、腐女子率の高さが予想されることから回避した。

これは映画館そのものに対する不満なのだが、“長時間に渡って座席に拘束される”という視聴スタイルを、何とかもう少し改善できないものかね? 「デジタル化の進んだ今だからこそ、映画館での視聴というアナログ体験の価値が見直されている」という方向性は否定しないけど、やはりリラックスできる自宅で視聴しつつ、好きなときに一時停止かけて休憩したり、見逃したシーンや聞き逃したセリフをバックスキップできる利便性も捨てがたいわけで…。要するに、何が言いたいのかといえば

話、長すぎ!

原作の完全再現を目指したとか、カットできるエピソードが無いという言い分もわかるけど、さすがに2時間40分はキツい。事前に食事制限してトイレも念入りに済ませておいたものの、座りっぱなしによる腰と尻の痛みだけは、どうにもならないんだってば!
大画面映えするド迫力の戦闘シーンとかも無いから、わざわざ劇場に足を運ばなくても、BD発売を待って自宅で見れば充分だったな…というのが個人的な感想。まぁ作品そのものは、カネ払うだけの価値がある良作だったと思うけどね。
おおよそのストーリーはコミック版を読んだから知ってるはずなんだが、いい感じに忘れ去っていたので、けっこう新鮮に楽しめた…朝倉に刺されるあたりの展開なんて、全く覚えてなかったし。
あと、背景が実写そのまま過ぎたのは違和感を拭えなかった。BECKとか魔法遣いに大切なことに比べればマシ(←ずっと見続けているうちに慣れたから、何がなんでもダメというわけではない)だったけど、もうちょっと人物(アニメ絵)と馴染ませることは出来なかったのかねー?

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