月曜日, 3月 8

テルマエ・ロマエ第1巻

ヤングエース立ち読みの代償として、D書店で購入。当初はしゅごキャラ第11巻を買うつもりだったんだけど、こっちを新刊コーナーで見かけて探す手間が省けた&しゅごをアニメ雑誌の代償に回せる…という計算が働き、こっちを優先。

ぱふのレビューにある通り、古代ローマ帝国の文化・風俗を描いた歴史モノ、現代日本の風呂文化を古代ローマに導入しようとするアイデア・技術モノとしても楽しめる。だが個人的にイチオシなのは、日本風呂の些細な工夫や小道具(栓抜きとかシャンプーハットとか)を見るたびにいちいち大袈裟に驚いて、ローマ帝国臣民としてのプライドを傷つけられる主人公のリアクションを見る…という楽しみ方だったり。そんな愉快な主人公ではあるが、日本人を「平たい顔」族の奴隷と勘違いしているのだけは許せん(笑)。
この手のジャンルものは、主人公がその知識を活用することで、ちょっとした人間関係のこじれから国際問題に至るまでどんなトラブルも解決してしまうのがセオリー(例:美味しんぼ)なわけだが、この作品も例に漏れず、ローマ兵を湯治することでエルサレムを陥落させちゃったりする…いいのか本当に?
男性キャラ(←おもにオッサン、そしてジジイ)…とくに裸体の描き込みのハンパなさに比べて、女性キャラは出番も少なく描き方も適当なので予測がついたけど、やはり作者は女性だったか。それは別に構わないんだが、これ以上ハドリアヌス帝の男色趣味とかを追求するのはカンベンな。
壁画として富士山の代わりにヴェスビオス火山を描くのはいいけど、松の木はそのまんまかよ!と思ったら、向こうでも本当に生えているんだな。知らなかった。

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