水曜日, 2月 10

ニュータイプ3月号

新たに長期病欠が発生したことで、いよいよ勤務シフトが逼迫してくる。休日にさえ臨時シフトを充てがわれるような状況となっては、まともに休暇を取得できるかどうかも怪しいので、なるべく前倒しで立ち読みスケジュールを消化していく必要がありそうだ…本来なら、代償となる本が発売される中旬を過ぎてから、のんびり片付けるつもりだったのだが。
そんなわけなので、貴重な有休である今日もD書店に出かけ、まずはニュータイプを読破…いや、付録が手強そうだったので後回しにするつもりが、いざ売り場へ着いてみるとアニメディアの見本誌は他人に読まれており仕方なく…。まぁ件の付録は思ったほど読むところが多くなかったため、閉店までの1時間あまりで余裕をもって読み終えることができた。
続いて会社近くのコンビニを覗いてみたものの、サンデーが売り切れていたのでマガジンともども後日に回す事とし、そのまま帰路につく。

創刊300号を記念して、これまでの歴史を振り返ってみた…というのが付録の主旨で、たしかに資料的な価値はあるのだけど、個人的に興味を惹かれたのは他の部分。具体的に言うと編集部(員)の内情暴露なのだが、主要3大誌の中でもとくに女性読者の割合が少ないと言われるNT誌の編集部が、あんな女性上位の体制だったとは驚き。とりあえず「ブラばかり見ないように」には「3次元には興味ないので」と返すのがマナーだと思うぞ。
創刊時スタッフの思い出語りを読むと、「アニメ誌に見えないスタイリッシュな雑誌を目指す」というのが(少なくとも当初の)編集方針だったんだよな…彼らが苦言を呈しているように、最近は忘れられつつあるようだけど。というか、(特にここ数年で)オタへの参入障壁は下がったにも関わらず、世間一般とアニメとの距離が縮まっていない気がするんだよね。むしろゴールデンからの撤退に伴って、知名度のある一部作品を除いて一般の目に触れにくくなってしまった分、“異質な存在”と化しているような…。まぁDVD商法やら何やらでコアなオタク相手に特化してしまった結果だから、業界側にも責任があるわけで、その片棒を担いだNT誌が「一般人の手に取りにくい雑誌」に成り果ててしまった──その記念号の表紙を飾ったのが、オタには大人気だけど一般人には全く馴染みのない“ハルヒ”というのも、皮肉だな──というのは、創刊時スタッフとしては歯がゆい思いなのかも。

本誌の編成は、ぶ厚い付録が中央に挟まれていることを想定してか、きれいに前後に2分割されている印象。劇場アニメは巻頭のハルヒ(←これは当然のチョイスだけど)に対して巻末のFate&なのは、同じくガンダムも巻頭がダブルオーで巻末にユニコーンという配置。
クール中盤で盛りあがりに欠けるとは言え、放送中のTVアニメよりも春以降の新作にいいページを割り当てるあたり、改めて今期は不作なのかと思わざるを得ない。キャラ人気投票も、劇場版マクロスFが一段落してハルヒ&なのはが始まった直後という端境期に当たるせいか、シェリルが1位で長門、フェイトが続くという中途半端な並び…逆に言えば角川補正のかからない、読者の正直な気分を反映しているのか? 男性部門の1位がキョンというのは露骨な補正という気もするが、「メインの男性読者にとっては男性キャラなんてどうでもいいので、好きな作品の男性キャラに適当に投票する」というセオリー(←逆に女性読者だと、銀魂ファンによって神楽が大量の票を獲得したりしてるし)どおりの結果とも読めるな。

0 件のコメント: