日曜日, 9月 6

月末進行・8月編(VSヤングエース)

早出勤務の終了後、D書店にて立ち読み。レギュラー陣だけを手早く読んで済ませるつもりだったが、付録(1冊まるごと貞本義行大特集! 永久保存版100P読本「お貞本2009」)や読み切り、新連載などあって予想よりも時間を食ってしまい、あやうくハガレンの放送開始時間に間に合わなくなるところだった(←いや、別にあわてる必要は無いのだけれど、何となく…)。

エヴァ
アスカ覚醒直前のシーンは、アニメでは限界ギリギリまで焦(じ)らす演出が効果をあげていたが、さすがにコミックでは再現しないか…もし実行したら、やれ冗長だページ稼ぎだと批判されただろうけど。
そういうページ稼ぎが無かったこともあって、あっという間に読み終わってしまった(…いや実際、短いんだけれども)。覚醒後のアスカが複雑な表情をしていたのに妙な違和感を感じたのだが、この先またアニメ版と違った展開があるのだろうか?
アルカイック スマイル
付録に掲載されていた、貞本の読み切り作品。新規の描き下ろしだったなら、エヴァのページが少なかったのも仕方ないと諦めがつくだろうけど、過去作品の再収録だし…。だがまぁ、けっこう面白かったので善しとしよう。
重要な用事よりも仏像鑑賞という個人的趣味を優先させる主人公…お前は、どこのロサ・ギガンティア・アン・ブゥトンだ(笑)!? こうして見ると、エヴァのように深刻ぶった登場人物よりも、この作品のように肩に力を入れず生きてるキャラのほうが、貞本のタッチには合っているような気がしてきた。
趣味に没頭している主人公は、ヒロインの魅力に気づかない。プライドを傷つけられたヒロインは主人公を振り向かせようと画策するうち、やがて主人公が気になりだして…というストーリー展開はテンプレ通りなんだけど、これって“モテないオタク男の妄想”そのまんまだよなー(苦笑)。
戦国ヤンキー
大和田の新連載。「ヒデキが描きたくて描きたくて描きたかった《織田信長》をついに描く!!」…ってホントかよ? 今の時点で量的にもかなりハードワークだろうし、ガンダムさん(ガンダム創世を除く)の苦しさとか見ると、かなり疲れていそうなんだけど。
本編は、デコトラならぬデコ馬(←これって史実なのか? もう何も信じられねぇ。つくづくBASARAの罪は重いな)を乗り回すステロなイメージの信長…と思わせて、じつは小便ちびってたという新解釈。しかし戦国モノ&信長モノが巷に溢れかえっている現状で、そこに埋もれないほど魅力的な作品となるかは未知数。
サマーウォーズ
先月のアニメージュでネタバレ食らっていたせいで、婆さんが倒れたことに驚けなかったのは残念。
侘助のような道の間違え方をする奴の気持ちも、それに憤る婆さんの気持ちも、どっちも分かるんだよな。その意味ではキャラをしっかり描けているわけで、これなら終盤がまんま「ぼくらのウォーゲーム」だとしても、それほど非難しなくてもいいんじゃね?と思ってしまう。
新世紀革命伝 エバンゲリオン
レギュラー陣がそろって不調だった今月号の中で、意表をついて高評価だったのがこの読み切り。作品世界のお約束にツッコミを入れつつ、話が脱線していく…という、パロディ物にありがちなパターンなのだが、リアルタッチで描かれたキャラ(パイロット3人プラス冬月という組み合わせは珍しい)とネタのバカバカしさとの落差が、うまく笑いにつながっている。

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