金曜日, 2月 20

ゼロ年代の想像力

“早々にSFマガジンを読み終わってしまった時に限って、待機勤務が回ってくる法則”発動。というわけで暇つぶし用として、これを図書館で借りた。さすがに金を払って買うような本ではないし。
しかし結局、待機時間の大半はmap制作に関する考えごとで費やすことに…。ほとんどはSFマガジン連載時に既読なので、残りの書きおろし部分だけでは大して時間稼ぎにならなかったのである。

やたら挑発的だったりツッコミどころの多い内容だが、これはそもそも議論を巻き起こすこと自体を目的として、自ら叩き台(叩かれ役)を引き受けようという確信犯的な姿勢じゃないかと推測。
だから論旨についての賛否はどうでもよくて、面白く読めればそれで充分、むしろ「語らされたら負け」という気がするんだな。

まあ個人的には書き下ろし部分の、平成仮面ライダーについての分析(アギトの序盤で脱落した身としては、全シリーズの概略と推移を把握できたのは収穫だった)とか、理想的なスタイルの例として銀さん(←アニメ4年目決定かよ!)の名前が挙げられているあたりは素直に評価したい。
一方で“擬似家族”に関するくだりには激しくツッコミを入れたいところだが、俺にフルーツバスケットの存在を思い出させてくれたことに免じて不問に付す。なのはA'sが終わったら、次は久しぶりにフルバを見直すことにしよう。

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